今年3月3日付で定年により引退していた国枝栄元調教師(70)が、この4月から小島茂之厩舎=美浦=で補充員の厩舎スタッフとして働くことが4月3日、明らかになった。アーモンドアイ、アパパネという2頭の3冠牝馬を育てて、JRA通算1123勝を挙げた名伯楽が、異例の転身を遂げることになった。

 小島調教師は3日、「私もびっくりしました。以前から国枝先生も坂路や角馬場で乗っていたので、『人がいないから、うちで乗ってくださいよ』と冗談で話したことはありました。そうしたら退職後に厩舎にいらっしゃって、『どうだろう?』と話をいただきました。うちも人がいないので、助かるなということでお願いしました」と、経緯を明かした。

 国枝元調教師によれば、昨年末頃からアイデアを温めていたという。「自分で馬を担当してやるのも面白いと思うんだよね。(担当馬のいない)助手として入って、今までは調教師として騎手や厩務員を介して馬と接していたから楽しみだよね。俺から馬を取ったら、何も残らないからな」と、“有言実行”で新たな一歩を踏み出す。

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