ボッシュホームコンフォートジャパン株式会社が全国の20~60代500人を対象に実施した調査(2026年3月)で、エアコンの試運転を行わない人が半数近くにのぼる実態が明らかになった。実施率は44.0%にとどまり、「しない」43.6%、「知らない」12.4%と、過半数が試運転をしていない状況だ。

年代別では60代が55.0%と最も高く、一番低い40代でも33.0%にとどまった。

 試運転をしない理由では「いつも通り使えると思うから」(29.8%)が最多で、「面倒くさいから」(28.0%)が続いた。エアコンを問題なく使える前提で捉える傾向が強く、事前確認の必要性が十分に認識されていないことがうかがえる。

 一方で、試運転の存在を知っている人の中でも、正しい方法を理解しているのは17.1%にとどまり、52.5%が「知らない」と回答した。認知と理解のギャップが、実施率の低さにつながっているとみられる。

 利用状況では、冷房の使用開始時期は「6月」(38.4%)が最多で、夏の平均使用時間は1日あたり約10.82時間に達した。長時間の稼働が一般化する中、シーズン中の突然の故障を防ぐためにも、事前の試運転の重要性は高まっている。

 また、家計面では「電気代」を抑えたいとする回答が70.0%で最多となり、二季化による生活の変化でも「電気代が高騰しやすい」(68.0%)が最も多かった。冷房使用期間の長期化により、エアコンの劣化や故障への不安も広がっている。

 同社は、夏本番に入ってからの修理対応は混雑しやすいとし、4月10日の「エアコン試運転の日」をきっかけに、早めの点検と正しい方法での試運転を呼びかけている。

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