AKB48の向井地美音(28)が3日、東京・代々木第一体育館で卒業コンサートを開催した。2013年に加入し、19年から歴代最長の約5年間、総監督を務めた中心メンバーが桜満開の東京で13年間のアイドル人生にピリオドを打った。

 公演タイトルの「私の夢は、AKB48」を体現する楽曲構成。「AKB参上!」では「13年間の青春の集大成、見届けてください!」と呼びかけ、「Everyday,カチューシャ」では観客によるスマホ撮影をOKに。ゴンドラに乗り、撮影に応じながら場内1周すると会場が「みーおん」コールに包まれた。

 AKB愛は誰にも負けない。18年の「AKBグループセンター試験」でメンバートップの157点を記録。同年6月の選抜総選挙で「総監督になりたい」と宣言。翌19年、2代目の横山由依(33)からの指名で3代目総監督に就任した。この日は初代の高橋みなみ(34)、4代目の倉野尾成美(25)と「RIVER」の掛け声「AKB~!」を担当した。

 順風満帆なアイドル人生ではなかった。16年の「翼はいらない」で初センターを経験したが、翌17年の総選挙は17位でまさかの選抜落ち。「私、いる意味があるのかな」と悩んだが、「グループのために頑張りたい」と気持ちを切り替え、総監督に。コロナ禍で劇場公演や握手会を実施できないグループ存続の危機も唯一無二の「AKB愛」で乗り越えた。

 アンコールでは涙ながらに「AKB48は人生の全てでした。青春と夢を与えてくれたAKB48に感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつ。OGメンバー20人も祝福に駆け付け、総監督の先輩・高橋、永遠の推しメン・小嶋陽菜(37)、第二の母・峯岸みなみ(34)と3曲を披露して「全てやりきりました」と思いを込めた。30日に秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行いメンバーとしての全活動を終了する。(有野 博幸)

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