◆JERAセ・リーグ 巨人1―3DeNA(3日・東京ドーム)

 同じ左腕のルーキーに負けるわけにはいかない。ハマのエースが格の違いを見せつけた。

DeNAの東克樹投手(30)が7回5安打1失点の力投で今季初勝利。チームは開幕3カード目で初めて、3連戦の初戦を白星で飾った。

 「投手戦に持ち込みたい」。登板前日の東のコメントは、開幕戦(3月27日・ヤクルト戦=横浜)と同じだった。ローテーションの先頭は必ずエース級との投げ合い。竹丸の開幕戦白星デビューも映像でチェック。「堂々としていた。素晴らしい投手」とリスペクトを抱いて初対決に臨んだ。

 開幕戦は2本のアーチを浴びて黒星スタート。中間の調整では、改めて真っすぐの質を再確認した。昨季までの決め球・チェンジアップは「マークが厳しくなっている」と、あえて比率を減らし、真っすぐとツーシーム、スライダーを軸にした組み立てで9奪三振とG打線を抑え込んだ。

 前回は打席で詰まった当たりで指がしびれ、投球にも微妙に影響したが、今回は「ビシエドにグリップテープを巻いてもらいました」と対策も万全。

中盤に四球がらみで失点を重ねた竹丸に対し、「ストライクゾーンで勝負できた」と、無四球の安定感でチームに勝利を呼び込んだ。東京Dの巨人戦は通算9勝2敗。ハマスタなど他球場では6勝5敗と、抜群の相性だ。

 試合後は「スライダーの曲がりとか、自分も勉強しながら見ていた」と、改めて竹丸を賞賛。「同じ左腕として高め合っていけたら」とエールを送った。これからも続くであろうエース級との対戦に「一戦一戦、役割を果たしていけたら」と決意も新た。ローテの先頭、チームの先頭として白星を量産した先には、28年ぶりのリーグ制覇が待っている。(星野 和明)

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