◆米大リーグ パイレーツ―オリオールズ(3日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

 パイレーツの超新星、MLBナンバーワン有望株のコナー・グリフィン内野手(19)が3日(日本時間4日)、本拠地開幕戦のオリオールズ戦に「7番・遊撃」で先発出場し、2018年のフアン・ソト(当時ナショナルズ)以来となる10代野手のメジャーデビューを飾った。

 注目の初打席は0―0の2回1死一塁。

スタンディングオベーションで迎えられると、1ボール2ストライクからの5球目、右腕ブラディッシュの外角カーブを打球速度105・8マイル(約170・3キロ)で左中間にはじき返し、先制の適時二塁打とした。いきなり初安打、初打点の衝撃。怪物ルーキーはベース上で両手を突き上げた。スタンドで観戦したグリフィンの母は両手を胸に当て、目には涙を浮かべていた。

 グリフィンは24年ドラフト全体9位で入団。昨季は1A、ハイA、2Aの3階級で122試合に出場し、打率3割3分3厘、21本塁打、65盗塁を記録した。今春は開幕前に3Aへ昇格したが、5試合で打率4割3分8厘と結果を残し、即メジャー昇格に至った。身長191センチの大型遊撃手ながら、MLB全体でもトップ5に入る秒速約9・14メートルの走力を持つ。今春のオープン戦での送球速度も上位。アマチュア時代にはマウンドから154キロのボールを投げていたという。マイナー通算のwRC+(打席あたりの得点創出能力)は168(100が平均)で、06年以降のマイナー選手約1万人の中で歴代7位に相当する。強打とスピードを兼ね備えた将来性が注目されている。

 MLB公式サイトのS・ラングス氏によると、10代選手のMLB出場は18年のソト以来で、チームの開幕7戦目までだと、99年のベルトレ(当時ドジャース)以来。この日出場したことで、97年4月1日の開幕戦に19歳343日でブレーブスでデビューしたアンドリュー・ジョーンズ(元楽天)に1日届かないながらも、19歳344日での偉業となった。

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