◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦 同級2位・那須川天心―同級1位・フアンフランシスコ・エストラダ ▽スーパーフライ級(52・1キロ以下)10回戦 WBC同級1位・坪井智也―WBC同級6位ペドロ・ゲバラ ▽フライ級(50・8キロ以下)10回戦 WBA同級1位・高見亨介―WBC同級5位アンヘル・アヤラ ▽バンタム級10回戦 秋次克真―ホセ・カルデロン(4月11日、東京・両国国技館)

 WBC世界スーパーフライ級1位の坪井智也(30)=帝拳=が4日、東京・新宿区の帝拳ジムで、元世界2階級制覇王者でWBC世界同級6位のペドロ・ゲバラ(36)=メキシコ=との同級10回戦へ向けた練習を公開。事実上の“世界前哨戦”へ「昨年3月にデビューして1年ぐらいでこの位置まで来られたことをうれしく思う。

この試合をしっかり完封して、次のステップを踏めるようにしたい」と意気込みを語った。

 2021年のアマチュア世界選手権金メダリストの坪井は、アマ戦績106勝(10RSC)25敗の戦績を引っさげ、25年3月にプロデビュー。同年6月のプロ2戦目でWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を獲得し、同年11月の3戦目では元世界王者カルロス・クアドラス(メキシコ)に8回TKO勝ちした。

 対戦相手のゲバラは、2014年12月、WBC世界ライトフライ級王座決定戦で八重樫東(大橋)に7回KO勝ちして王座を獲得。15年11月に3度目の防衛戦で木村悠(帝拳)に判定負けし王座陥落、17年10月には当時のWBC同級王者・寺地拳四朗(BMB)に挑むも判定負け。その後階級を上げ、24年5月にはアンドルー・モロニー(オーストラリア)とのWBC世界スーパーフライ級暫定王座決定戦に判定勝ちし、世界2階級制覇を果たした。

 坪井は次戦に向け「ゲバラ選手は戦績も豊富で、戦術も多い素晴らしいボクサーだが、僕の戦略ではめ込める部分がいっぱいある。10ラウンド支配しきることと、課題としていることが何個かあるので、しっかり克服できている姿をみんなにお見せできれば」とコメント。

 唯一無二の技巧を誇る元アマ世界王者は「KOに対して何もこだわりはない。すべて支配しきるボクシングをやっていきたい。1つの武器としてしっかり打ち込むことを、田中繊大トレーナーやカルロス・リナレス・トレーナーとやってきた。それを要所要所で出していきたい。

あとは細かいガード。よりもらわなければ相手の心は折れていくと思うので、狙ったところにしっかり打ち込むことを意識してやってきた」。元2階級制覇王者に対し、「支配しきる」という言葉を繰り返した。

 3月25日には30歳の誕生日を迎えたが「特に(特別な思いは)ないですね。ずっとこんな感じでボクシングをやってきた。デビューして1年でここまで来させてもらったのはチームのおかげ。次の試合も感謝の気持ちで頑張りたい」と話した。

 戦績は坪井が3戦全勝(2KO)、ゲバラが43勝(22KO)5敗2分け。

 試合は「Prime Video(プライムビデオ)」で独占ライブ配信される。

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