◇プロボクシング▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦10回戦 那須川天心―フアンフランシスコ・エストラダ ▽スーパーフライ級(52・1キロ以下)10回戦 坪井智也―ペドロ・ゲバラ ▽フライ級(50・8キロ以下)10回戦 高見亨介―アンヘル・アヤラ ▽バンタム級(53・5キロ以下)10回戦 秋次克真―ホセ・カルデロン(11日、両国国技館)

 前WBA世界ライトフライ級チャンピオン・高見亨介(23)=帝拳=が4日、都内のジムで4か月ぶりの再起戦に向けての練習を公開した。対戦相手は前IBF世界フライ級王者のアンヘル・アヤラ(25)=メキシコ=。

高見も前戦で王座を奪われているだけに、ともに前世界王者というハードなマッチメイク。「好戦的な相手。かみ合うと思うし、つまらない試合にはならないと思う」と激しい打ちを予告した。

 昨年12月にWBA世界ライトフライ級王者として、WBO同級王者のレネ・サンティアゴ(プエルトリコ)と統一戦を行い判定負け。減量苦もあり、フライ級にウェートを上げ再起戦に挑む。そのサンティアゴは前夜(3日)に谷口将隆(ワタナベ)の挑戦を3―0の判定で退け統一王座の防衛に成功。試合を見たという高見は「(サンティアゴは)改めて強い選手だと思った。自分に勝った選手が活躍している姿を見て、刺激になった」と話した。くしくも今回の会場となる両国国技館は、サンティアゴに王座を奪われた苦い思い出の場でもある。「統一戦に負けている悪いイメージを払拭(ふっしょく)したい。今回はいい思い出にできるようしたい」と言葉に力を込める。

 対戦相手のアヤラは昨年3月に当時IBF世界ライトフライ級王者だった矢吹正道(LUSH緑)と対戦し、12回TKO負け。

ただ、これが唯一の黒星。手数の多いテクニシャンで危険な相手だ。高見は再起戦を行う上で希望したことはただひとつ。「強い相手とやらして下さい」だった。「アヤラの方が有利と予想する人は多くいると思う。あえてそういう相手とやって、どう向かっていくか。自分自身が楽しみ。流れの中ですが、中盤ぐらいにKOを狙いたい」と高見。自ら逆境を選び、2階級制覇への道をスタートする。

 戦績は高見が10勝(8KO)1敗、アヤラは18勝(8KO)1敗。

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