◆JERAセ・リーグ 巨人8―4DeNA(4日・東京ドーム)

 巨人が派手な一発攻勢でDeNAに逆転勝ちした。この試合から1番に浦田、キャベッジを2番に置く新打線で臨み、8番の増田陸まで阿部慎之助監督の期待に全員が応えた。

今季最多16安打の猛攻で、1試合3発も最多と新オーダーがズバリと当たった。先発・ハワードが4回にバント処理の際にアクシデントで降板する嫌な流れも断ち切り、勝率を再び5割に戻した。

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 序盤から試合が激しく動いた。巨人の先発・ハワードが初回に3失点という重いスタート。4安打2四球と先行き不安な立ち上がりも、その後は何とか持ち直した。3回裏、巨人打線が反撃開始。この日1番に昇格した浦田が右翼線二塁打でチャンスメイクし、1死で泉口が右翼席へ2号2ラン。「打ったのは真っすぐです。まだ序盤なので後ろにいい形で繋ぐことだけ意識していました。最高の結果になってよかった」と主軸が打って流れを変えた。

 この試合、阿部監督は大幅に打順を入れ替えてきた。1番に浦田を入れ、キャベッジを2番、5番には中山を置く新打線を披露。

坂本と松本剛を外し、佐々木と増田陸もスタメン起用。これが機能した。2点を追う4回、7番・佐々木がライト前ヒットで出塁し、8番の増田陸が左中間席へ今季1号2ランで同点とした。4回表にハワードがバント処理の際にアクシデントで降板するなどして1点を奪われた直後だけに、大きな一発となった。

 さらに5回。ダルベックが左翼線二塁打で出ると、中山が二ゴロで1死三塁に進めた。続く岸田が初球をきっちり捉え、ライトへの犠飛を放って勝ち越し。ベンチの阿部監督も笑顔を見せ、中山と岸田の自己犠牲にそれぞれ拍手を送った。

 5回から登板した3番手の赤星が、2イニングを無失点と抑え、試合を立て直す。その直後、6回にまたも一発が飛び出した。1死で浦田が中越え二塁打を放ち、プロ入り初の猛打賞をマーク。スタンドで兄弟が見守る中、新切り込み隊長が打線を勢いづけた。

乗ったキャベッジがライトスタンドに豪快な一撃を放り込む。打った瞬間に分かる飛距離で本人もファウルにならないように祈りながら打球を見つめた。右翼席のG党による大歓声がホームランの合図。東京ドームが押せ押せムードに一変した。

 泉口が四球で歩き、ダルベックが再び、左翼への二塁打で好機を広げた。中山は空振り三振も、岸田が中前へタイムリー。なおも二、三塁で、すでに猛打賞をマークしている佐々木が打席に入り、さらにボルテージが上がった。しかし、ここは空振り三振。ため息が漏れた。

 7回からは、お得意の継投で逃げ切った。1試合3発は今季最多で、16安打ももちろん最多。2試合連続1点しか奪えなかった低調な打線がうそのような活発ぶりだ。

宇都宮にもプロ初安打が飛び出すなど、巨人ファンにはたまらない一戦。DeNAに逆転勝ちを収め、対戦成績は1勝1敗、勝率を5割に戻した。

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