◆関西学生野球春季リーグ戦 ▽第1節1回戦 近大2―2関大=8回裏終了規定によりコールドゲーム引き分け=(4日・わかさスタジアム京都)

 指名打者(DH)制が導入された関西学生野球の春季リーグ戦が開幕した。関学大が先勝し、関大・近大戦は降雨のため、8回コールドで引き分けた。

今秋ドラフト候補の近大・宮原廉(4年)は自己最速タイの154キロをマークし、8回を2失点にまとめた。関学大・飯田泰成(4年)は球場表示で151キロを計測。同じくプロ注目の福谷宇楽(うた)内野手(4年)はDHで初打点を挙げた。

 田んぼのようになったグラウンドでも、めげなかった。近大・宮原は9安打を浴びながらも、134球で8回を2失点にまとめた。21分の中断を挟み、降雨コールドで引き分け。「本調子ではない中で、打たせて取る投球ができた」。大学通算26登板目も9勝0敗の“不敗神話”を継続した。

 冬場にトレーニングとフォームを改良した結果、直球は突き刺さるように捕手のミットに収まった。プロのスピードガンで154キロを計測した。「(球速の)MAXも平均も上がった」と手応え。ヤクルトの平岡スカウトは「出力があり、低めの直球とフォークの軌道が一致する」と熱視線を送った。

 母校の崇徳(広島)は33年ぶりにセンバツ出場。高校時代に、当時・城西大の巨人・竹丸と対面した。「あの方がドラフト1位で巨人に行ったんだ」。そのときの左腕は細かったため、努力次第でプロになれると感銘を受けた。カープファンの182センチ右腕が、ドラフト上位指名で先輩と同じ舞台に立つ。(伊井 亮一)

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