◆関西六大学野球春季リーグ戦 ▽第1節1回戦 大経大5―2大商大(4日・大阪市南港中央)

 春季リーグ戦が4日、開幕し、昨秋覇者の京産大と大経大が先勝した。大経大は昨年12月に食道胃接合部がんで死去した高代延博前監督(享年71)にささげる一勝。

1月にヘッドコーチから昇格した平川隆亮新監督(42)の初采配を白星で飾った。

 大経大・常深颯大(つねみ・そうた)は、左拳を強く握り「真っすぐで押せたことが大きい。素直にうれしい気持ちです」と余韻に浸った。10安打を浴びながら、要所を締めた。魂を込めた162球で11三振を奪い、2失点完投した。

 オフの帰省は元日のみ。「自分に自信を持つために」と体をいじめ抜き、ピンチにも動じない心を育んだ。今年1月に就任した平川監督は、入学以来ずっと投手コーチとして、一からフォームづくりをしてくれた恩師だ。「まず、この一戦は(初采配の)平川さんにプレゼントしたい。優勝して高代さんに報告したい」。相手の大商大は22年春から7連覇し、大経大はその間に5度も2位に甘んじた。その宿敵との今季初戦で勝利に導いたタフネス左腕が、優勝に向かって腕を振り続けていく。

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