ALL DIFFERENT(オールディファレント)株式会社および、ラーニングイノベーション総合研究所は、26年に企業に入社する新入社員を対象に、AI活用に関する意識について調査、分析を行った。

 この世代は子供のころからスマホやSNSに触れてきており、学生時代にオンライン授業を経験した人も多い世代。

さらに、効率を重視する傾向が強く、生成AIを日常的に使用している初めての世代でもある。「生成AI(ChatGPTなど)をどのくらいの頻度で使っているか」という設問には、「ほとんど毎日使う」が23・7%、「週に数回使う」が42・5%、「月に数回使う」が19・9%となり、86%が「生成AIを使用する」と答えた。

 生成AIの利用目的については、「調べものや情報収集」の割合が最も高く45・9%。そして「思考の整理」が39・8%、「アイデア出し」が34・2%、「メールの作成」が33・8%と続いた。更に「使うときに工夫したことや注意したことについて」は、「自分でも一度考えたり調べたりした」が55・3%と半数超でップ。しかし、「情報の正確性を確認した」は46・6%、「出力結果をそのまま使用せず、自分の言葉で表現しなおした」は44・7%と、半数以下になり、AIの答えをそのまま信用する割合が半数以上であることが分かった。

 にも関わらず「生成AIを使う上で不安に感じること」という設問には、「情報の正確性」を挙げる割合が73・3%おり、AIによって提供される情報の信頼度に疑問を感じる人が大多数であるという結果になった。

 今後の仕事における活用については、「非常に必要性を感じる」が48・9%、「やや必要性を感じる」が42・9%。新入社員の9割超が「働くうえでAIは必要」と回答する結果となった。

 こうした結果から、この世代は今後社会人としてAIを使いこなし、成果を創出していく「AIネイティブ予備群」と位置付けられることが予想される。しかし、AIに対する不安の意識と実際の行動にギャップがあり、今後、仕事での成果創出のためにAIを使いこなす、真の「AIネイティブ」となるため、企業としてのサポートも必要となる。

編集部おすすめ