女優の石田ひかりが5日、東京・千代田区の帝国ホテルで行われた昨年12月に急性左心不全のため亡くなった脚本家・内館牧子さん(享年77)のお別れの会「内館牧子の想い出を語る会」に出席した。

 内館さんが脚本を務めたNHK連続テレビ小説「ひらり」(1992年)でヒロインを務めた石田は「(放送から)33年(6か月)たった今でも(共演者と)仲良くお付き合いさせていただいたり、(今日も)取材をしていただけること、今回こういう機会をいただいて、より一層『ひらり』が私の中で大きい作品だった、と改めて感じています」とかみ締めながら語った。

この日の会には同作で共演した伊東四朗、渡辺いっけい、鍵本景子も参列。思い出話に花を咲かせた。

 内館さんとの思い出には「いつも朗らかに、いつもの笑顔で『がんばんなさい。いいじゃない』って。いつも軽やかに背中を押してくださったあの声が、耳にとっても残っています」。式中には内館さんの弟・均さんのあいさつや参列者の弔辞に耳を傾け「お別れは思っていたより早く訪れてしまいましたが、もちろん寂しさはありますが、本当にエネルギッシュに駆け抜けられた77年間だったのではないかなと感じている」と思いを馳(は)せた。

 内館さんの代表作の一つと言えば、「老害の人」(2022年)。「もし会えるとしたら、どんな話をしたいか」を聞かれ「私にも『老害』の話(=作品)をやらせてください(と伝えたいです)」と回答。自身も53歳になり、「そんな歳になりかけています。最近、私は初老害なので、気をつけないといけないなと思っている」と照れ笑い。天に向かって「今の年代になった私の役柄を書いていただきたかった」と別れを惜しんだ。

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