◆JERAセ・リーグ 巨人3―2DeNA(5日・東京ドーム)

 巨人は大城卓三捕手の劇的な代打逆転3ランで連勝を飾った。今季初先発した井上温大投手が7回1失点の好投で初勝利。

7回裏にエンドランで好機を広げ、代走&代打策も的中と阿部慎之助監督の攻撃的な采配も光った。2点リードの9回に今季初登板となったマルティネス投手も、1点を失ったが今季初セーブを挙げた。巨人はこれで2カード連続勝ち越しとなり、貯金を1とした。

 井上は昨季終盤に発症した左肘痛の影響でキャンプは故障班スタート。それでも、徐々に強度を上げるとファーム・リーグでは開幕投手を務め、3試合2勝0敗、防御率0・53。17イニングで26三振を奪う圧倒的な投球を披露し、1軍に合流してきた。「ウエートを主にやっていて筋肉量を増やしてきた」と意気込んでいた。

 1軍のマウンドでも、立ち上がりは圧巻だった。初回、先頭の牧をひざ元への真っすぐで見逃し三振。角度のあるクロスファイヤーに手が出ず、牧も思わず天を仰いだ。簡単に3者凡退に抑えると、3回まで1安打無失点。球速も150キロを超え、強気に押した。

 

 4回も2者連続三振を奪ったが、続く佐野に痛恨の左越えソロを被弾。1点を先取された。

 巨人打線は丸を「7番・右翼」で今季初のスタメン起用。昨日(4日)、今季最多の8得点と機能した佐々木&増田陸の打順を繰り上げつつ、ベテランを入れてオーダーを組み換えたが、DeNA先発の石田裕をなかなか攻略できなかった。変化球でうまくかわされ、3回まで無安打無得点。4回2死から、ダルベックが粘って四球を選ぶと、5番に抜擢された佐々木が左前安打で続き一、二塁と好機を広げた。だが、ここで6番の増田陸が三ゴロに倒れ、得点できなかった。

 だが巨人は0-1で迎えた7回、2死一塁から、エンドランを仕掛けて岸田がしぶとく中前へポテンヒット。一塁から代走・門脇が一気に三塁まで進んだ。ここで、阿部監督は井上に代えて代打・大城を指名。岸田にも代走の松本剛を送った。その松本剛が二盗を決めて二、三塁に。

2番手・伊勢を足で揺さぶると、大城が打った瞬間、本塁打と分かる逆転3ランを右翼席へ運んだ。「自分も打った瞬間、いくと思った」という打球が高々と舞い上がり、大城が一塁へ向かいながら笑顔で跳びはねると、東京ドームは大歓声に包まれた。

 結局、先発の井上は7回1失点の好投。7回裏に代打を送られたが、その大城が逆転3ランを放ち、今季初勝利が舞い込んだ。8回は大勢が3者凡退に抑え4試合連続無失点。2点リードの9回に今季初登板したマルティネスは、2死一塁から宮崎に右翼線へ適時二塁打を浴び1点差に迫られたが、最後は 蝦名を空振り三振に仕留め、今季初セーブを挙げた。

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