◆JERAセ・リーグ 広島2×―1阪神(5日・マツダスタジアム)

 広島・栗林良吏投手が8回5安打1失点で降板した。5回までにわずか1安打で7三振を奪い、1人しか走者を出さない安定した投球。

8回に近本に同点の左犠飛を許し、勝ち星を逃したが、95球の準完全投球で完封した3月29日・中日戦(マツダ)に続く好投を見せた。スポーツ報知評論家の福本豊氏は新たなスタイルを称賛した。

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 先発に転向した栗林はスタミナがどこまで持つのかに注目していたが、8回まで投げて5安打1失点。見事な投球だった。直球は140キロ台前半と決して速くなかったが、阪神の各打者は差し込まれていた。フォークのキレも素晴らしかった。真っすぐと同じ軌道で来て、ストンと落ちる。だから、ワンバウンドする球でも振ってしまう。

 抑えをやっていた昨季までは適度にボールが暴れ、それが逆に持ち味でもあった。今季は準完全投球で完封した前回登板の3月29日・中日戦もそうだったが、コントール抜群。今日も捕手が構えたところにどんどん決まっていた。まさにニュー栗林だ。

(スポーツ報知評論家)

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