◆JERAセ・リーグ 巨人3―2DeNA(5日・東京ドーム)

 巨人がDeNAに逆転勝ち。スポーツ報知評論家の高木豊氏は、今季初登板で7回1失点の好投を見せた井上温大投手(24)の成長を高く評価し、「救世主になってほしい」と願った。

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 井上は投げているボールが大きく変わったわけではない。でも、メンタルが強くなったという印象を受けた。

 肘を痛める前は、いいコースを突こうとしてカウントを悪くするとか、どうしても自分自身を苦しめ、窮屈な投球になってしまうケースが見受けられた。

 この日の投球を見ていると、マウンドを楽しみながら、しっかり腕を振って投げているな、と感じられた。打たれるにしても、四隅を狙いすぎるのではなく、思い切って打たれた方がいいという投げっぷりが伝わってきた。けがをして、考える時間ができた。その積み重ねが、自信につながっているんじゃないかな。

 巨人は山崎、戸郷がいなくて、ハワードも離脱した。ルーキーにばかり頼るわけにもいかないだろうし、台所事情は決して楽じゃない。井上にも意地があるだろうし、ここから救世主になってほしい。

 もう一人の初登板、マルティネスはまだ7割くらいの仕上がりと見えた。あんなに簡単にフェンスぎりぎりまで飛ばされる投手じゃない。

どことなく体が重い感じも受けた。投げながら状態を上げていくしかないだろうね。(高木 豊)

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