◆明治安田J1百年構想リーグ ▽第9節 FC東京0―0(PK2―4)町田(5日・味の素スタジアム)

 町田はPK戦の末、敵地でFC東京に勝利した。PK戦でGK谷晃生が2本止めて、勝利へ導いた。

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 再び町田の守護神が魅せた。PK戦に突入すると、町田のサポーターから大音量の「タニ・コウセイ!」のチャントが飛んだ。PK戦に進んだ過去3試合全てでセーブを記録している谷は、相手の1番手のDFショルツが右に放ったキックを完全に読み切った。前回の川崎戦に続き、再び先頭を止めて、相手にプレッシャーをかけたが「たまたまです」と涼しい顔。さらに、3番手のMF高宇洋のPKも止めてみせた。

 谷のすごさはPK戦での安定度にある。全試合でのストップはもちろん、4試合中3試合は2本以上ストップ。さらに、自チームのサポーターが後ろにいる試合は必ず2本以上止めており「僕もそうですけど、相手にもプレッシャーがかかるんじゃないですかね」と話す。ここまでのセーブの確率は17本中8本で、約5割。PKは本来キッカーが優位になる中で、これは驚異的な数字。当然、相手にもPK強者のイメージがつき、PK戦の前から相手にプレッシャーを与えることになる。

 自身のセーブ率を伝えると、本人は驚いた様子を見せ、表情を緩ませた。

ただ、すぐに表情を引き締め「全部止められたら一番いいですね。次も止められなかったら意味がない」と、キッパリ言い放った。自信は「全然ない」、PK戦は「出来ればやりたくない」と謙遜するが、確かな自信がオーラからあふれ出ている。

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