◆関西六大学野球春季リーグ戦 第1節2回戦 大商大8―4大経大(5日・GOSANDO南港)

 二刀流を超える躍動だ。4日に「3番・二塁」で出場した大商大の中山が「5番・投手」で先発し、6回3安打3失点(自責2)で勝利投手になった。

初回は「気持ちが前に出すぎた」と味方の失策も絡んで乱れたが、2回以降はパーフェクトで7奪三振。降板後は三塁に回り、8回1死一塁で右翼線二塁打を放った。

 「できるところまで、このスタイルを貫き、全国で勝つ」。二刀流での日本一を誓う男は遊撃と外野もこなす。「足を動かすことは投球にもつながる」と、全ポジションを毎日練習。この日は最速149キロだったが、直前の練習試合で自己最速を151キロに更新した。母校の智弁学園がセンバツで準優勝。弟の湊斗(3年)は記録員を務めた。けがで出場できなかったが、「落ち込んでいたけど、甲子園に行って明るくなった。いい刺激になりました」と、自身の力にも変えた。

 チームは、昨年4月の道路運送車両法違反で委嘱契約を解除された冨山陽一監督(61)が1月に復帰した。2季ぶりの優勝へ、再出発の1勝だ。

(理)

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