◆天皇杯サッカー静岡県予選大会▽ブロック決勝 岳南Fモスペリオ2―2(PK6―5)静岡産業大(5日、草薙球技場)

 天皇杯サッカー静岡県予選大会のブロック決勝が行われ、決勝トーナメントに進む2チームが決まった。岳南FモスペリオはPK戦で静岡産業大を下し、2年連続の進出。

常葉大はSS伊豆を1―0で倒し、4年連続で予選大会を突破した。今月26日の準決勝では岳南がホンダFC、常葉大がアスルクラロ沼津と対戦する。

 GK後藤佑介(23)が岳南に勝利を呼び込んだ。120分で決着がつかず、迎えたPK戦。後攻のチームは1人目が止められた。だが183センチの守護神が、静産大2人目のキックを左に横っ跳びして止め返した。「絶対に止めてやろうと思った。仲間のキッカーにプレッシャーがかかる前に追いつけてよかった」

 そして相手の7人目がポストに当てて失敗。一方の岳南は2人目以降が全員成功し、イレブンは笑顔で抱き合った。「最低でも1本は止めてくれると信じていました」。嶋田将利監督(39)も目を細めた。

 後藤佑は清水ユースから順大に進み、南葛SCなどを経て今季新加入。

磐田からベルギーに渡り、日本代表としても活躍するFW啓介(20)=シントトロイデン=は弟だ。「規模は違うけれど、負けられません」と笑った。

 次に戦うJFLホンダとは、ジュニアユースでプレーしていた縁がある。「(ホンダのホームの)都田で試合できるのはうれしい。勝つことで恩返しがしたい」と気を引き締め直した。

 岳南は東海社会人1部リーグに所属するが、昨年の準決勝では当時J3の沼津を倒している。決勝でホンダに1―2で敗れており、雪辱戦だ。「去年の沼津戦のように向かって行くだけ」と指揮官も闘志をのぞかせた。(里見 祐司)

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