◆明治安田J1百年構想リーグ▽第9節 清水3―0長崎(5日・長崎スタジアムシティ)

 J1清水はアウェー長崎戦を3―0で制し、2試合ぶりの勝利を挙げた。今季初先発のMF嶋本悠大(19)が前半4分にチーム2点目となるプロ初得点をマークした。

試合開始わずか7秒でFW呉世勲(27)が先制弾。その流れに乗った序盤の連続ゴールで、白星を呼び込んだ。

 19歳の“ロス五輪世代ストライカー”が、加入2年目で待望の初ゴールを決めた。嶋本は前半4分、FW井上健太の鋭い右クロスにゴールエリア右で反応。180センチの長身を生かし、力強く頭で合わせてネットに突き刺した。

 前節の神戸戦(1日、0●2)は後半から途中出場し、手応えを得ていた。2日前に先発起用を知らされると、気持ちはさらに高まった。「この試合に関しては自信があった。ただ、点を決められるとは思っていなかったので、うれしいです」と喜びをかみしめた。

 チームは神戸戦から中3日でスタメンを5人変更。嶋本のほか、マテウス・ブルネッティ、高木践、井上が今季初先発となった。システムは前節で試した3バックを採用した。

吉田孝行監督(48)は「連戦ということもあり、新しい力が必要だった。出場した選手全員がしっかりパフォーマンスを発揮し、攻撃に厚みをもたらしてくれた」と評価。3バックについては、相手の特徴を見ながら使い分けていくとした。

 嶋本は1月、U―23日本代表としてアジア杯制覇メンバーに名を連ねたが、3月下旬のU―21日本代表の韓国遠征は選外だった。悔しさを抱える中で迎えた一戦。熊本出身で、同じ九州の長崎での試合とあって、この日は家族もスタンドで見守った。「ちょうどいい親孝行ができたと思います」と柔らかな笑顔。試合後には「おめでとう」とのメッセージも届いたという。「きょうの結果は自信になった。これを継続していければ」。11日のアウェー広島戦でもピッチを駆け回る。(伊藤 明日香)

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