◆米大リーグ ナショナルズ6―8ドジャース(5日、米ワシントンDC=ナショナルズパーク)

 ドジャース・佐々木朗希投手(24)が5日(日本時間6日)、敵地・ナショナルズ戦で先発し、5回90球を投げて、5安打2本塁打、3四球、日米通じて自己ワースト6失点の内容で、今季初勝利はお預けとなった。直球の最速は98・7マイル(約158・8キロ)。

試合後、取材に応じた右腕は「1巡目にそのスライダー系で、早めに打ち取れたり、スライダー系が多かったので、その分、後半に真っすぐとフォークを中心に決めれなかった分、そこで2巡目にちょっと手詰まりになったのかなと思います」と振り返った。

 朗希は悪天候で開始が2時間9分遅れる難しいコンディションの中、初回は先頭のウッドを初球の直球で三ゴロに打ち取った。2番のヌネスは内角直球で詰まらせたが内外野の間にポトリと落ちる安打。1死一塁からガルシアを左飛、ライルを一ゴロに打ち取って無失点の好発進を切った。2回は2死から四球で走者を許したが、後続を中飛に打ち取った。

 1点リードの3回2死一塁で迎えたガルシアに逆転弾を被弾した。97マイル(約156キロ)の高め直球を完璧に捉えられると、中堅右へ運ばれた。直前の攻撃で大谷翔平投手の先制ソロで援護をもらっていたが、すぐさま逆転を許し、マウンド上ではぼう然とした表情を浮かべた。

 1点ビハインドの4回に一挙4点を失った。2死二塁からルイーズの一塁への打球がベースに直撃する不運なタイムリーを許すと、さらに2死一、二塁で迎えた1番ウッドには85・3マイルの真ん中スプリットを完璧に捉えられ、豪快な左中間3ランを被弾した。

 オープン戦では防御率15・58、4登板8回3分の2で17四死球と制球力に課題を残して開幕戦を迎えた朗希。今季初登板だった3月30日(同31日)には敗戦投手になったものの5回途中4安打1失点、2四球と最低限はゲームメイク。

すでにドジャースの先発ローテに入っている山本、シーハン、グラスノー、大谷は白星を挙げているだけに、今季初勝利をつかみ取りたいところだった。

 強力な味方打線は5点を追う6回にはラッシングが2ランを放って3点差。3点を追う8回にはフリーマン、パヘスの連打などで無死満塁のチャンスを作ると、エスピナルの2点適時打、代打・タッカーの一ゴロで追いつき、大谷の左犠飛で一気に勝ち越して逆転した。味方の逆転勝利について佐々木は「試合で勝ったってことはチームとって素晴らしいことなので、自分ができることはイニングを投げることと、失点を少なく、チームに勝つチャンスを与え続けるっていうか、そういうことだと思うので、自分の仕事をしっかりして、チームは調子いいと思うので、そこは頼りながら、自分のできることをやっていきたい」と安堵(あんど)の表情を浮かべ、前を向いた。

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