AIスカウト事業・採用コンサルティング事業を展開する株式会社Delightは、採用担当者500人を対象に「採用業務におけるAIツール導入状況および活用実態に関する調査」を実施した。

 調査の結果、採用実務において、日程調整やデータ入力などの「ノンコア業務」が占める割合を聞いたところ、30%以上と回答した人が計74%にのぼった。

特に「ほぼ全てがノンコア業務」と回答した人も23.8%存在し、採用の核心である「見極め」や「口説き」に時間を割けていない構造的な課題が浮き彫りとなった。一方で、AIを導入した担当者の95%が稼働削減を実感していることが分かった。

 AIによって生まれた時間の使い道として、半数以上の担当者が「候補者と向き合う時間の増加」を挙げた。その結果、AI導入者の約9割が「候補者とのコミュニケーション品質の向上」を実感しており、具体的な成果として「採用ミスマッチの減少(57.58%)」につながっていることが実証された。一方で、AIには任せられない「人間が直接行うべき業務」としては、「内定承諾に向けたクロージング(41.4%)」や「ビジョン・カルチャーの情熱的な訴求(24.6%)」が上位を占めた。

 現場では、定型業務はAI、感情や意思決定を伴う業務は人間、という「分業」が自然に進んでいることが伺える。

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