進級・進学による環境変化が大きい新年度。生活リズムの変動に不安を感じる保護者が多い中、「一般社団法人 起立性調節障害改善協会」は、小学校高学年~高校生の子どもを持つ保護者149人を対象に「新学期の登校時間と朝の起床に関する実態調査」を3月26日~31日までインターネット調査で実施した。

 調査の結果、新年度に登校時間が「今より早くなる」家庭は約13%。約34%の保護者が新年度の登校時間に対して「不安がある」と回答している。朝スムーズに起きられている子どもは約3割に留まり、約7割が何らかの起きづらさを抱えていることも分かった。「朝起きられない」への対策は「早寝の徹底(22.8%)」が最多。一方で「受診」を考える人はわずか1.9%と少数だった。

 今回の調査により、新年度に向けて保護者の約3割が不安を抱え、約7割の子どもが日常的な起きづらさを感じている現状が示された。対策は「早寝」「スマホ制限」などの生活習慣の調整に集中しており、医療機関への相談を検討する層は1.9%と極めて少数。疾患としての認知と対策に乖離(かいり)がある現状を受け、不調を「疲れ」で見過ごさない視点も求められている。

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