陸上女子800メートルの日本記録保持者・久保凛が7日、都内で練習を公開。ハードルを使った入念なウォーミングアップを行ってから、横田真人コーチらとしっかり走り込み、「持久力とスピードが両方鍛えられる練習だった」とさわやかに汗をぬぐった。

 今年3月に東大阪大敬愛高を卒業し、積水化学と所属契約。東京・世田谷区を拠点とする中長距離の陸上クラブ「TWOLAPS」で男子800メートル元日本記録保持者・横田コーチに指導を仰ぐ。3月12日に大阪から都内に拠点を移し、同13日から練習に合流。既に合宿にも参加している。

 シーズン前は右脚にけががあったが、横田コーチの選手に寄り添った指導で「けがをして今シーズンどうなるか不安もありましたが、改めて陸上が好きになれた。楽しいと思えるのは横田さんの指導があってのこと。もっと頑張っていこうと思わせてくれる存在です」と既にけがも回復。横田コーチも「チームが明るくなりました。何をやらせても能力が高い。周りの期待もありますが、焦らずにやらせてあげたい」とうなずいた。

 この日は両耳にピアスがきらり。「ちょっと大人になりたいなあと思って開けてみました。

お母さんに『いいやん』って言ってもらいました」と久保。まずは今季初戦に予定する5月10日の木南記念(大阪)へ「積水化学のユニフォームを着て初めてのレースになるので、けが明けと感じさせない走りがしたい」と新しい環境でも久保らしく、着実に成長を重ねる。

 ◆久保 凛(くぼ・りん)2008年1月20日、和歌山・串本町生まれ。18歳。小学1年から6年までサッカーが中心で、潮岬中入学から本格的に陸上を始めた。東大阪大敬愛高に進み、全国高校総体800メートル3連覇。24年の日本選手権で初優勝し、奈良の競技会で日本勢初の2分切りとなる1分59秒93の日本新記録(当時)をマーク。昨年7月の日本選手権は1分59秒52と、さらに縮めて2連覇。同9月の東京世界陸上は予選敗退。サッカーで国体出場経験のある父・建二郎さんは、日本代表MF久保建英(Rソシエダード)の叔父。

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