保育業界に特化した人材サービスを全国で展開する株式会社アスカは、3月11日~18日まで、保育士・幼稚園教諭330人を対象に実施した「職場のコミュニケーション」に関するアンケート調査の結果をもとに、現場で多くの共感を集める“コミュニケーションあるある”をランキング形式にした。

 4月の新年度は、新入職員の受け入れや配置変更などにより、職場の人間関係やコミュニケーション環境が大きく変化する時期。

こうした背景から、本調査では職場のコミュニケーションに焦点を当て、保育現場の実態を明らかにした。

 第1位:質問・相談のタイミングが難しい

 「忙しそうで質問するタイミングが分からない」

 「今声をかけていいのか迷ってしまう」

 日々の業務に追われる中で、先輩や同僚に声をかけるタイミングに悩む声が多く見られました。特に新人や経験の浅い職員ほど、「聞きたいのに聞けない」状況に陥りやすく、不安やストレスにつながっている様子がうかがえる。

 第2位:引き継ぎ・情報共有が不十分

 「引き継ぎが不十分で情報共有がうまくいかない」

 「必要な情報が伝わっていないことがある」

 保育現場では、日々の引き継ぎや情報共有が重要である一方、忙しさから十分に行われていないケースも見られる。こうした情報の抜け漏れが、業務負担やミスの要因となることもある。

 第3位:人によって言うことが違う

 「人によって指示が違い、混乱する」

 「誰のやり方が正しいのか分からない」

 職員ごとに指示や対応方法が異なることで、現場に混乱が生じるという声も多く寄せられた。方針の統一や共通認識の不足が、ストレスの要因となっていることが分かる。

 第4位:意見を言いづらい雰囲気がある

 「意見を言いづらい空気がある」

 「否定されそうで発言を控えてしまう」

 職場の雰囲気によっては、自分の意見や考えを伝えにくいと感じる保育士も少なくない。心理的な安心感の有無が、コミュニケーションの活発さに大きく影響していることがうかがえる。

 保育士のコミュニケーションに関する悩みは、個人の性格やスキルだけでなく、職場の環境や仕組みによる影響が大きいことが分かった。日々の声かけや情報共有のルールづくり、意見を発信しやすい雰囲気づくりなど、組織としての取り組みが重要であると言える。

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