第29回クラウンC・S3は7日、川崎競馬場で3歳馬14頭が1600メートルを争った。単勝1・5倍の1番人気に推されたシーテープ(矢野貴之)が直線で脚を伸ばし、オリジナルパターンに1馬身半差をつけて優勝。

重賞初制覇を飾り、東京ダービー・Jpn1(6月10日、大井)への優先出走権を獲得した。

 スタートから軽快に飛ばして大逃げを打ったオリジナルパターンに対し、不気味さを感じながら4、5番手を追走した矢野貴とシーテープ。4コーナーに入ってもその差はなかなか縮まらなかったが、鞍上のゲキに応えて直線半ばで一気に脚を伸ばし、きっちり差し切った。

 矢野貴は「3、4コーナーでは(前との差に)嫌な感じがしたが、直線に向いたらかわしてくれると思っていた」と馬を信じて追ったレースを振り返り、「まだ緩さがあるし、これからの成長が楽しみ」と期待した。これで南関東転入後4戦4勝。馬の状態を見て決定される次走に注目だ。

 ◇シーテープ 父フリオーソ、母フクシマブリリオ(父モンテロッソ)。大井・佐野謙二厩舎所属の牡3歳。北海道浦河町・株式会社ウエストブックステーブルの生産。通算11戦7勝。総獲得賞金は3740万5000円。重賞初制覇。

馬主は杉浦和也氏。

 丹内祐騎手(オリジナルパターン=2着)「跳びが大きくワンペースなところがあるので、後続に脚を使わせるような形で運びました。惜しかったですが、スピードがあってすごくいい馬です」

 池谷匠騎手(ララメテオ=3着)「前走ほどスタートは決められなかったけど、外々を回りながらいい脚を使ってくれました。まだまだ良くなると思うし、距離が延びても大丈夫です」

 西啓太騎手(コンヨバンコク=4着)「うまく3番手を取れたし、小回りコースにも上手に対応してくれました」

 野畑凌騎手(クリムゾンプリンス=5着)「内容は良かったです。番手でも競馬はできると思うし、まだ良くなってくると思います」

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