◆JERAセ・リーグ 広島5―2巨人(7日・マツダスタジアム)

 巨人は敵地での広島3連戦初戦を落とした。

 試合前から風速8メートルの強風が吹いたマツダスタジアム。

2回の守備。1死からファビアンの一邪飛を増田陸が落球して失策が記録された。さらに次の球も一邪飛でこれは増田陸が倒れこみながら何とか捕球した。

 3回の守備。先頭モンテロのマウンド付近に高々と上がった飛球を増田陸が再び落球。2死二塁となり、大盛の二塁ベース寄りの強烈なゴロを二塁・浦田が横っ跳びダイビングキャッチで一塁でアウトにした。

 阿部監督は今年のチームの合言葉として「サンキュー」を掲げている。ミスした選手を他の選手がカバーして「サンキュー」と感謝することで、ミスした選手を孤立させず、次に取り返そうと奮起させることを理想に掲げている。

 広島の先取点を阻止した浦田のスーパープレーはマウンドのウィットリーだけでなく増田陸を助けた。今季最大の「サンキュー」のプレーだった。

 だが、勝利にはつなげられなかった。ウィットリーは4回に小園への四球からファビアンに2ラン、5回には2死から投手・森下への四球の後に1番・大盛に2ランを浴びた。

6回には振り逃げと遊撃・泉口の失策が絡んでノーヒットで1点を追加された。

 打線は4回1死二、三塁の好機を生かせず、5点を追う7回に4連打で2点を返して森下をマウンドから降ろしたが、ウィットリーの代打・松本が遊飛、浦田も三振に倒れた。

 チームは開幕から東京D、バンテリンD、東京Dと屋内で9試合を戦ってきた。キャンプの実戦、オープン戦を通して今季初の屋外ナイターだった。その上、強風で気温12度と寒い状況。球の見え方など微妙な感覚のずれが攻守で響いた可能性はあるかもしれない。

 チームは昨年マツダスタジアムで2勝10敗。だが、選手たちのコメントを見ると過剰な苦手意識はないように映る。今年もマツダ初戦は敗れたが、必要なことはズルズル引きずらないことだろう。明日8日もナイターで広島戦がある。切り替えて、全員でカバーし合って流れを変えたい。(片岡 優帆)

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