男子プロゴルフツアー国内開幕戦、東建ホームメイトカップは9日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7090ヤード、パー71)で行われる。2018、19年の賞金王でツアー通算10勝の今平周吾(33)=ロピア=は7日、プロアマ戦などコース内で調整。

前週、千葉で開催されたアジアツアーで7位と好発進したショットメーカーが、今季からポイント制となる年間ランキングの初代王者を目指す。

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 上々の手応えをつかみ、今平が2026年国内ツアー初戦に臨む。前週のアジアツアー「インターナショナルシリーズ・ジャパン」で7位。首位で迎えた最終日に伸ばし切れなかったものの「開幕戦の前に国内でもう1試合あって、流れでいける。その日によって何かが良ければスコアが出る。自分の中で調子が良ければ、自然にいいパットが出るんじゃないかな」と調整面と状態に不安はない。

 昨季は年間を通して安定した戦いを見せ、賞金ランキング16位。ただ、17年関西オープンでの初優勝で始まった連続優勝は7季で止まった。巻き返しへ「一番(の目標)は優勝。あとは安定して上位に入れれば」と静かな口調の中に熱い思いをにじませる。

 オフは「苦手だなと思う部分を。100ヤード以内とティーショットとか」とアプローチの精度アップ、ロングホールでのバーディー増産に向けて時間を割いた。

シーズン中に最大約7キロ減った体重も爆発力が影を潜めた原因と考え「食事をちょっと増やしたり、下半身の強化、3食しっかり食べること。試合途中でもプロテインを飲んだり、おにぎり食べたり」と対策。現在は67~68キロのベスト体重に戻っている。

 クラブ契約をしているヤマハが2月、ゴルフ用品事業からの撤退を発表した。今年いっぱいはサポートを受けられるが、17年から愛用して10年目。「来年から違うクラブになるので、最後(の年)に優勝したいという思いも強い。セッティングは基本的に変えず、そのまま」と力を込める。

 昨年8月末に第1子となる長女・紗奈ちゃんが誕生。クールな男もパパとなり「頑張らなきゃっていう気持ちはだんだん出てきています。いいところを見せたい」。今季から獲得賞金額で決まっていたランキングがポイント制に変更となる。「狙ってはいますけど、コツコツやっていきたい」。

23年にVと好相性の舞台。“初代王者”へと初日から突っ走る。(吉村 達)

 ◆ポイント制へ移行 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構は、今季から従来の賞金に代わり、ポイント制を導入し、シーズンを通じて「年間王者」の座を争う。通常大会の優勝は500ポイント、国内メジャー大会は1・25倍の625ポイント、海外メジャーは1・5倍の750ポイントなどと試合の規模に応じて変動する。米男女ツアーでは早くからポイント制を導入。国内女子ツアーは22年に移行した。一部の試合で高額賞金を稼いだ選手が一気にジャンプアップする“不公平感”解消の意味合いもある。国内男子下部ツアーは、昨季からポイント制が導入された。

 ◆今平 周吾(いまひら・しゅうご)1992年10月2日、埼玉・入間市生まれ。33歳。9歳でゴルフを始め、埼玉栄高1年時の2008年日本ジュニアでは松山英樹との最終日最終組対決を制して優勝。高校を中退し米国のIMGアカデミーで2年間の武者修行。

11年12月にプロ転向。17年関西オープンでツアー初優勝。18年1勝、19年2勝で2年連続賞金王。24年日本オープンでメジャー初V。通算10勝。昨季の賞金ランキングは16位。165センチ、67キロ。家族は妻と1女。

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