パ・リーグ 楽天3―0日本ハム(7日・楽天モバイル)

 楽天は前田健太投手が右ふくらはぎをつって緊急降板するアクシデントを救援陣が一丸となって乗り越えた。引き分けを挟んで4連勝となり、日本ハムをかわして単独2位に浮上した。

勝因には背番号18のある行動があった。

 

 前田が思わぬ不運に直面した。0―0の4回1死一塁。田宮に2球目を投じた直後に右ふくらはぎに手を当てて気にするそぶりを見せた。続投したものの、3球目を投げたところで患部がつったため大事を取って降板した。3回1/3を無失点でしのぎながら日米通算166勝目はお預けとなった。

 右腕は「投球自体は悪くなかったです。途中で降板になってしまったのは悔しいですし、中継ぎのみんなに申し訳ないです」と言葉を絞り出した。降板後には自らブルペンまで足を運び救援陣に「ごめん」と頭を下げた。

 日米で華々しいキャリアを重ねてきたベテランが見せた驚きの謝罪。キャンプ中からマエケンを良き“兄貴分”と慕っていた後輩たちが、この行動に燃えないはずがなかった。

 2番手の加治屋が田宮を二ゴロ、続く奈良間を三ゴロに仕留めて難局をしのぐと、その裏に黒川が2点二塁打を放ち、一気に勝利への機運が高まった。

5回も2安打を許しながら無失点で切り抜けた。

 6回からは内、鈴木翔、西垣、藤平の継投で開幕9戦連続本塁打のハム打線を完封した。投のヒーローとなった加治屋は(前田が)『ごめん』ってブルペンまで来て言ってたので、おそらくその一言でブルペン陣も『よし、やるぞ!』っていう意気込みというか、一致団結できたんじゃないかなと思います」とマエケンの立ち振る舞いが“勝因”となったことを明かした。

 文字通り、チーム一丸となって手にした1勝だった。

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