【シントトロイデン(ベルギー)7日=森昌利】ベルギー1部シントトロイデン所属の日本代表FW後藤啓介(20)が合同取材に応じ、6月開幕の北中米W杯への思いを明かした。

 18歳でベルギーの名門・アンデルレヒトへ渡り、昨夏からシントトロイデンへ期限付き移籍。

リーグ10得点と結果を残す191センチのセンターFWは「欧州リーグで1シーズン通して出続けることが成長だと思いますし、最初のスタメン3試合くらいは60分、70分で足がつってましたけど、今はもう90分出ることができています。その中で試合を重ねるごとにいいプレーを90分間できるようになってきているはずなので、そういうところがシントに来て一番の成長かなと思います」とうなずいた。

 自身の持ち味について「自分の良さは前からの献身的なプレスとプレスバックだと思います。背が高いので競り合いや、体を張ったポストプレーで期待されがちですけど。自分はどちらか言ったら足元でつないで動かすポストプレーの方が得意です」と語る。「誰が(点を)取ってもいいと思っているので、まずはチームが勝てればいい。自分が空けたスペースに入ってきて(チームとして)点も取れてます。FWって別に点取ることだけじゃない。自分なりのFW像みたいなのをつくっていけたら」とエゴイストではなく、献身性を強調する。

 早くから欧州の舞台でもまれ、現在は「W杯に出場することが一番の目標。そこに近づければ」と力を込める。「欧州でやらないとW杯には行けない。

自然とそういう決断にはなります」。憧れを意識したのは10年南アフリカ大会だという。「本田(圭佑)選手のFKで、黄色いスパイクでゴールを決めた時に、無回転のFKが流行り、みんな真似した時くらいです」と振り返った。

 3月の代表戦では親善試合スコットランド戦で初先発した。「何回か(映像を)見直し、悪くはなかったと思います。ただ、キャップ数でいうと3試合目で、残りW杯(メンバー発表)まであれがラスト2試合という中でゴールは欲しかったなと思います」と語り、チームでの再アピールで代表滑り込みを目指していく。

 ◆後藤 啓介(ごとう・けいすけ)2005年6月3日、静岡・浜松市生まれ。20歳。カワイ体育教室SC、磐田U―15、同U―18を経て、高2の冬にトップ昇格。23年11月にベルギー1部アンデルレヒトに期限付き移籍し、24年12月に完全移籍。今季は同1部シントトロイデンに期限付きで加入。191センチ、78キロ。

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