◆JERAセ・リーグ 阪神―ヤクルト(8日・甲子園

 阪神・木浪のバットが、打ち出の小づちと化している。1―1の初回2死一、二塁、フルカウントから7球目のツーシームを捉えた。

遊撃の横をすり抜け、打球は左前へ。一時勝ち越しのタイムリーに「2―2から低めのボール球を見送れたことが大きかった。『四球でも後ろにつなぐ』という意識を持っていたことで、思い切って打つことができました。同点で終わらなかったことも良かった」と、塁上で笑顔を見せた。

 今季初打席の3月29日・巨人戦(東京D)では、同点の8回2死二、三塁で代打として出場。中川から勝ち越しの2点内野安打を放った。同31日のDeNA戦(京セラD)から8試合連続でスタメン出場し、4日の広島戦(マツダ)では延長10回に2年ぶりとなる1号2ラン。試合前まで4割6分2厘の高打率をキープしていた。「出たところで、どう自分の仕事ができるか、というのはすごく大切にしていた」と、思いを口にする。

 2023年は自己最多127試合の出場で日本一に貢献。以降は年々、出場機会が減っていただけに、レギュラー奪回への意気込みは強い。「勝負どころで一本打って、チームの勝ちに貢献できるように」。

“恐怖の6番打者”が、猛虎打線をけん引している。

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