日本相撲協会は9日に都内で臨時理事会を開き、弟子に暴力を振るった大相撲の伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)に対する処分を協議する。理事会では事実関係の調査を行っていた協会のコンプライアンス委員会からの処分意見の答申を受けて話し合われ、処分内容を決定する見通しだ。

 協会は2018年に暴力決別宣言を発表。20年には弟子3人への暴力や暴言を含む不適切指導があった中川親方(元幕内・旭里)に2階級降格の懲戒処分が下された。今回も委員待遇年寄から平年寄への2階級降格といった厳しい処分は避けられないとみられる。

 伊勢ケ浜親方は2月下旬に弟子の幕内・伯乃富士を殴打し、協会に暴力行為があったことを自ら申告。同24日に伯乃富士と事情を知る幕内・錦富士の3人で協会の事情聴取を受けた。同親方はその後、報道陣の取材に「責任のない行動を取ってしまった」と謝罪。協会は3月の春場所の休場措置を取った。場所中は親方としての職務には従事しなかったが、部屋での指導は制限されなかった。

 同親方は8日、東京・江東区で2日に61歳で亡くなった元十両で世話人の陸奥北海さんの告別式に参列した。部屋の稽古はこの日は休み。関係者によると、9日は通常通り稽古を行う予定だという。

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