日本相撲協会は9日、都内で臨時理事会を開き、弟子に暴力を振るった伊勢ケ浜親方(元横綱・照ノ富士)に対し、委員待遇年寄から平年寄への2階級降格と減給処分を決めた。

 臨時理事会では関係者からの聴取など事実関係の調査を進めてきたコンプライアンス委員会の処分意見の答申を受けて協議した。

部屋の今後については、協会や伊勢ケ浜一門の指導・管理下に置き、一門の理事の浅香山親方(元大関・魁皇)が部屋の状況を定期的に確認。師匠は伊勢ケ浜親方で変わりないものの、部屋付き親方4人を含む集団指導体制を取るように求めた。

 伊勢ケ浜親方は2月下旬に弟子の幕内・伯乃富士を殴打し、協会に暴力行為があったことを自ら申告。同24日に伯乃富士と事情を知る幕内・錦富士の3人で協会の事情聴取を受けた。同親方はその後、報道陣の取材に「責任のない行動を取ってしまった」と謝罪。協会は3月の春場所の休場措置を取った。

 処分を受け、伊勢ケ浜親方はコメントを発表。「この度は、私の行動により、多くの方々にご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます。いかなる理由があっても暴力は決して許されるものではなく、自身の行動を深く反省しております。今後はこのようなことを二度と起こさぬよう、自らを厳しく律し、日本相撲協会より受けた処分について、真摯に受け止め、皆様からの信頼を取り戻せるよう努力してまいります」

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