雪印メグミルクスキー部は9日、札幌市の北海道神宮で新シーズンに向けた必勝祈願を行った。2月に行われたミラノ・コルティナ五輪では、同社スキー部の選手が11大会ぶりに代表漏れ。

早くも4年後に視線を向けて再出発した。

 新加入の桜井羽奈(18)を含む選手6人らが毎年恒例の必勝祈願を行い、新シーズンに向けて気持ちを新たにした。14年ソチ五輪団体銅メダルの伊東大貴監督(40)は「(昨季は)選手たちもチームとしても悔しい結果で終わってしまったので、そこはしっかり受け止めて、この借りは4年後でしか返せないからそこに向けて動いていく。変革のきっかけになるような年にしたい」と決意を述べた。

 46年に創部した同社スキー部。88年以降の五輪は10大会連続出場を果たした。98年長野大会では斎藤浩哉、原田雅彦、岡部孝信の3人が出場した男子団体で金メダルを獲得するなど長年に渡って国内ジャンプ界をけん引してきた。

 しかし、2月のミラノ・コルティナ五輪は、男子の出場枠が「3」に減少。それも影響して11大会ぶりに五輪出場を逃し、指揮官は「今までに前例のないようなことをやっていこうかな」と、トレーニング方法などを変更するプランを明かした。就任2年目で大胆な改革に踏み切る予定で、「助走の姿勢であったり、空中の移行であったり、例えばその姿勢を取るためにはまずフィジカル、やっぱり筋力だろっていう概念があったんですけど、ざっくり言ったらその筋力トレーニングを強化することによって筋肉も肥大しますし、そうすると、取りたかったポジションも取れなくなるっていうようなことも考えられる。ちょっと反省点じゃないですけど、やってみて気づいたっていうのがあるんで、今まで筋力トレーニングをやってたけど、その比重をちょっと取っ払おうかということだったり、今までやったことのない1年間を過ごす。より実践型をメインにテクニックを作り上げていく」。

また、例年4月中に半月ほど設けていたオフ期間を撤廃。自主トレーニング中心に選手各々が課題と向き合う期間に充て、全体練習が本格的に始まる5月に向けて準備を進めていく。

 新主将には佐藤慧一(28)が就任した。個人としては22年北京五輪前から代表争いを繰り広げてきたが、あと一歩で大舞台には届いておらず「W杯メンバーへの復帰と世界選手権でのメダルを今シーズンの目標に頑張りたい。このままでは世界に置いてかれてしまう。世界との違いをしっかり考えてやっていきたい」。名門復活へ。再び世界に雪印の名をとどろかせるべく、危機感を感じながら歩みを進めていく。

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