一般社団法人日本冷凍空調工業会は、4月10日を「エアコン試運転の日」に制定している。

 熱中症は、屋外だけでなく屋内でも発生する。

大阪府監察医事務所のデータによると、熱中症死亡者の約8割が自宅内で発生。熱中症の発症を予防するためにはエアコンの活用が重要だが、例年、エアコンの購入・設置・修理が夏季に入ってから集中し、待ち時間が発生している。例年、4月下旬には夏日(最高気温25度以上)になる日があることから、大阪府の健康医療部 保健医療室地域保健課 疾病対策・援護グループは「暑くなる前のこの時期から各家庭においてエアコンの試運転を行っていただき、修理などが必要な場合は早めにエアコンの設置・修理を行うなど、屋内での熱中症対策を進めましょう」と呼びかけている。

 また、熱中症は、暑くなり始めの時期や急に蒸し暑くなる日に起こりやすくなることから、暑さに体を慣らしていく「暑熱順化」を行うことでリスクを減らすことができるという。

 暑熱順化には個人差もあるが、数日から2週間程度かかるといわれており、無理のない範囲で適度な運動や入浴などを行い、暑さに体を慣らすことが大事だという。具体的には毎日30分程度、ウォーキング・ジョギング、サイクリング、筋トレ・ストレッチなどが有効。また、暑さに備えた体作りを行う際には、長い時間、暑い場所にいることは避け、こまめに水分を補給し、大量に汗をかいた時は塩分補給が重要だ。また、通気性のいい衣服(軽装)を着用し、外出時は日傘や帽子のほか、体を冷やせる便利グッズを活用することも大切という。

 熱中症の危険性が極めて高くなる暑さ指数が33以上になると予測された場合には、環境省と気象庁より注意を呼びかける「熱中症警戒アラート」が発表される。2024年度からは、都道府県単位で暑さ指数が35以上になると予測される日の前日14 時に、さらに一段階上の「熱中症特別警戒アラート」が発表されることになり、今年度は、大阪府では4月22日14時に開始予定。

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