横山英幸大阪市長は9日、大阪市役所で定例会見に出席し、今年度から大阪・ミナミ(なんば周辺)の放置自転車撤去を強化していることを説明した。

 ミナミは「食い倒れの街」と称される大阪で「キタ」(梅田周辺)と並ぶ繁華街だが「ミナミの放置自転車は飲食店従業員や利用客のものが夕方から増え、消防車が通れない、歩行者が安全に歩けない、街の景観を損ねる点でも、改善は課題」と横山市長。

 昨年4月から両エリアとも夕方から夜間まで、連日トラック10台で放置自転車の撤去と啓発を行ってきたが、その結果、キタでは以前確認された放置自転車が1000台から200台へ80%も減少。一方、ミナミでは8300台から2700台の約67%減にとどまっていることから、今年4月からミナミのみ新たにトラックを5台、追加で投入。「放置は許さない、駐輪場を利用するという意識醸成を図って通行環境改善を強化する。ミナミは日本有数の繁華街。特に飲食店従業員さんに交通機関を可能な限りご利用していただき、どうしても(自転車で)…という方はなにとぞ駐輪場のご利用をお願いしたい」と訴えた。目標の数字は挙げなかったが「9割(減)に達したらやめますよ、という訳ではない」とも話した。

 また、今年度からはスーツケースの不法投棄、公衆トイレの整備にも着手。「府市連携で進めたい」と説明した。

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