◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦12回戦 同級2位・那須川天心―同級1位・フアンフランシスコ・エストラダ ▽スーパーフライ級(52・1キロ以下)10回戦 WBC同級1位・坪井智也―WBC同級6位ペドロ・ゲバラ ▽バンタム級10回戦 WBO同級6位・秋次克真―ホセ・カルデロン(4月11日、東京・両国国技館)

 11日に両国国技館で行われる「PRIME VIDEO BOXING 15」の前日計量が10日、都内で行われた。WBC世界バンタム級挑戦者決定戦に臨む同級2位の那須川天心(27)=帝拳=はリミットちょうどの53・5キロ、元世界2階級制覇王者の同級1位フアンフランシスコ・エストラダ(35)=メキシコ=は53・3キロでともにパスした。

 計量をクリアした那須川は、ガッツポーズに続き両手を大きく広げて天を見上げると顔の前で両手を合わせた。その後のフェースオフでは約10秒間、エストラダと視線をぶつけ合った。

 計量後の取材の主な一問一答は以下の通り。

 ―計量を終えて。

 「水をバーッと抜こうみたいな感覚ではなく、ナチュラルに落ちる感じが分かってきた。特に何をとりたいとかそういう欲求とかあんまりなく、そのままの感じで落とすこともできた。声もしっかりと出ているし、全然いい感じです」

 ―今回のテーマカラーは。

 「テーマカラーはオレンジと茶色でやらせてもらっています」

 ―何か意味合いが?

 「オレンジが僕の今年の風水でいう開運カラーなんです。っていうのは、後から知ったんですけど。いろいろな色を入れたいなと思って、今回オレンジにしました」

 ―再起戦は初めての経験。翌日に控えた今の心境は?

 「いろんな困難や苦難は自分の中で乗り越えてきたし、やるべきことはやったんで。技術的というよりかは、腹の据わった覚悟を決めた男が、どれだけ強い相手の前でパフォーマンスができるかというところをみんなに見てほしいです」

 ―試合を重ねるごとに、1試合の重みがどんどん重くなっている。

 「プレッシャーとかはないですが、次の日からの生き方が決まる選択なので。正直、怖いところもあるし、ワクワクするところもあるし。でも、こういうところに立てている自分というか、本当に生きているという感情、魂が動いている瞬間を自分で味わえていると思う。前回もただで負けたわけではない。自分の生き方の正解が明日出てくるんじゃないかなと思う。いろんな感情がありますね」

 ―眠れないようなことは?

 「眠れないことはないですね。どう自分自身が変わっていくかって、今回の試合でだいぶ変わると思うので。そこの過程でしっかりつかんだものはあるので、それを出さないといけないなと思う。腹をくくった男の姿を見てもらいたいですね」

 ―公開練習では「KOしたい」という発言もあった。勝ち方については?

 「その(KOする)つもりで行かないと、試合に勝てない相手だと思うので、そういうマインドで戦います」

 ―明日は人生の岐路のリング?

 「岐路だと思います。ずっと岐路ではあるし、崖っぷちでもあるし、正解なんてないですから。強くなることだけを思いながら生きていますので。

その中でずっとやっているので、明日はしっかり覚悟の決まった那須川天心を改めて見てもらえたら嬉しいですし。応援して欲しいとは別に言わないですけど、ずっと自分を見てきてくれている人、僕を見て初めてボクシングを知った人、そうじゃない昔からボクシングを見ている人たちも、分かる人には分かっていると思う。そういったところにぶつけていきたい。一生懸命生きている男の姿を見てほしいなと思います」

 戦績は那須川が7勝(2KO)1敗、エストラダが45勝(28KO)4敗。

 興行は「Prime Video(プライムビデオ)」で独占ライブ配信される。

編集部おすすめ