B2ベルテックス静岡は10日、今季ホーム最終戦となる福井(11、12日)戦に向けて会場となる、このはなアリーナで最終調整した。今季限りで現役引退を表明しているPF加納誠也(37)が全体練習で汗を流した。

9日に誕生日を迎えたばかりの主将は「来てくれたお客さんに、加納らしいプレーを見てもらいたい」と意欲を示した。

 一時は、ホーム最終戦の出場が危ぶまれた。前節4日の熊本との第1戦。スタメンで出場し、第1クォーター途中で相手と接触して交代。第2戦は、コンディション不良でベンチから外れた。「トレーナーと相談して大事を取っただけ。残り2つ、勝つために貢献したい」と、力こぶ。森高大ヘッドコーチ(36)も「深刻なケガではなくて良かった。出たときに暴れて欲しい」と、出場を示唆した。

 加納はB3参入2年目の2020ー21年にベルテックス静岡に加入して今季で6シーズン目。出来たばかりのチームの屋台骨を、ここまで支えてきた最大の功労者だ。インサイドで外国選手とマッチアップして対等に戦い、3点シュートで幾度となくチームに勝利を届けた。

精神的な柱として若手の見本で、2022―23年シーズンにはB2昇格に貢献。コート外でも、ベルテックスの知名度を少しでも上げようと、スポンサー回り、自治体への表敬訪問、メディアへの露出など、チームの顔として現役選手でありながら積極的に広報役を買って出た。

 今季残り6試合あるが、本拠ではあと2試合。「ワンプレーでも、見に来てくれたファンの目に焼き付けてもらえれば」。プロ生活15年の集大成。加納が地元で最後の雄姿を見せる。

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