高市早苗首相(65)は10日、官邸を訪問した英国の伝説的ロックバンド「ディープ・パープル」と面会した。ハードロックやヘビーメタルのファンであることを公言している高市首相は、同バンドの熱狂的ファン。

憧れのバンドへの興奮が隠しきれない歓談となった。

 「You are my God!(私の神様!)」。高市氏はディープ・パープルのドラマー、イアン・ペイスに英語で語りかけ、サイン入りの日本製ドラムスティックを贈呈した。メインボーカルのイアン・ギランら他のメンバーとも写真撮影。「会えるだなんて、信じられない!」と感動を素直に言葉に表した。

 高市首相はメンバーに対し、「小学生の頃にアルバム『マシン・ヘッド』を買って、『スモーク・オン・ザ・ウォーター』や『ハイウェイ・スター』を聴いていました」とヒット曲を列挙してファンぶりをアピール。中学時代はディープ・パープルのコピーバンドでキーボードを演奏し、大学でドラムに転向したことも明かした。

 さらに「最近は夫と喧嘩すると『バーン』をドラムでたたいて呪いをかけるんです」とジョーク。通訳が「呪い」の翻訳に二の足を踏んでいると「…まぁ、いいです」と苦笑いで制した。

 「バーン」は、日本では「紫の炎」の題名で1974年に発売された同バンドの代表曲。「彼女は言ったぜ『お前ら全員呪ってやる、思い知れ!』」との歌詞がある。

 その後、真剣な表情に戻り「あなた方がロックの歴史を作られ、今も挑戦を続けられ、魅力ある音楽を生み出し続けられていることに深く敬意を評します」と絶賛。

「実はコンテンツ分野は、高市内閣が進めている成長戦略17分野のうちとても大切な分野の一つ」と述べ「歴史ある日英文化交流の大きな力となることを期待しております」と締めた。

 真顔をキープしていた高市首相だったが、面会終了後は再びファンの顔に。「いや~ん[ハート] サンキューソーマッチ」と話しかけ、興奮冷めやらない様子で別れを惜しんでいた。

 ディープ・パープルは11日から東京・日本武道館で2026年日本ツアーをスタートさせる。

 ◆ディープ・パープル 1968年にアルバム「ハッシュ」でデビュー。ハードロック路線をいち早く打ち出し、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「バーン」など多くのヒット曲を生み出す。ギランが一度脱退していた76年に解散したが、84年に再結成。その後、何度かメンバーチェンジを重ね、現在はイアン・ギラン(ボーカル)、サイモン・マクブライド(ギター)、ロジャー・グローバー(ベース)、イアン・ペイス(ドラム)、ドン・エイリー(キーボード)の5人。

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