ソフトボール ニトリJDリーグ・開幕節 第1日(10日、群馬・宇津木スタジアムほか)

 JDリーグ発足5シーズン目が各地で開幕し、東地区は昨季準優勝のビックカメラ高崎はホームで昨季東地区3位のホンダに2―3で敗れ、開幕黒星を喫した。五輪2大会金メダルで26季目を迎えた43歳の上野由岐子が、JDリーグ発足5季目で初の開幕投手を務めたが、2回1失点で黒星。

下半身のコンディション不良で2回を投げきった後に降板した。

 上野は試合後の取材で「先制点を与えてしまったのは申し訳ないです。早いカウントでランナーを出してしまったので、試合のリズムをうまくつくれなかったと思います」と悔やんだ。

 上野にとって苦しい立ち上がりとなった。初回に連打を浴びながら、4番・秋豆朱音に対しては外角の浮き上がる変化のライズボールで空振り三振でしのいだ。しかし2回も走者を背負い、2死三塁からホンダの9番・堀内香瑚中堅手に右前適時打を許して先制された。ライズボールなど変化球でカウントをつくったが、110キロ前後の速球が走らず、打者に絞られてしまった。

 上野は下半身の状態不良で2回を投げきって降板し、この日「2番DP」で先発した投打二刀流の藤田倭にバトンを渡した。藤田もホンダ打線の勢いを止められず、3回に暴投と5番・山口未葵にエンドランを決められて2失点を喫した。

 ビックカメラ高崎打線は0―3の3回に9番・渡辺華奈左翼手が左前安打で出塁し、1死満塁で日本代表で3番・工藤環奈二塁手が右前適時打を放った。二塁走者の藤本麗も快足を飛ばして生還し、2点を取り返した。1点を追う最終回も相手エースのカルダから2死満塁のチャンスを作ったが、最後はビックカメラ高崎の8番・市口侑果遊撃手のレフトへの鋭いライナーを日本代表でホンダの塚本蛍左翼手が飛びついてつかみ、ホンダが逃げ切った。

 ビックカメラ高崎はホーム開幕3連戦の初戦を黒星スタートとなったが、11日午後2時開始予定で昨季東地区4位の日立と対戦する。上野は「チームの状態としては悪くはないと思うんですけど、出だしで勝てなかったというのは、みんなナイーブになっていると思います。明日の一戦に切り替えて、ここから崩れていかないようにしっかり立ち直って、明日は臨みたいです」と顔を上げた。

 ◆ニトリJDリーグ ニトリが冠スポンサーとなり、21年東京五輪後の22年に発足。16チームを東西地区に分け、地区シリーズはホーム各3回戦、東西交流戦シリーズは各1回戦で行い、計29試合をレギュラーシーズン(RS)とする。順位は勝率で決定。各地区3位までと4位で勝率が高い方がプレーオフ(PO)に進出。各地区1位とPOの勝者が、日本一を決定する11月のダイヤモンドシリーズ(東京・ジャイアンツスタジアム)に臨む。

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