お笑いレジェンドの西川きよしが11日、大阪・みなみの「なんば広場」で、あしなが学生募金の活動に参加。道行く人に病気や事故、自死などで親を失った子供たちが勉学に励むことができる道筋を与えられるよう呼びかけた。

 1986年から参加し、今年で40年。「早いもんですね。あっという間です。長男の忠志(吉本新喜劇座員)がちょうど学生さんと同じ世代の高校生、次男の弘志が15歳、(長女でタレントの)かの子が11歳。突然、僕と(妻の)ヘレンが死んだら、途中で学校やめなアカン。僕もサッカーが好きで高校に行きたかったんですけど、父が病気になって諦めざるを得なくなった。母に『辛抱してくれ』と…。そういうことなら協力させていただきます、と」と大きな目玉にみるみる涙をためて、子供を思う気持ちからボランティアを買って出た経緯を振り返った。

 子供たちが勉学に励むためのアシスト役もそうだが、今年7月で80歳になる自身も“勉強”を続けている。先月は落語家・月亭八方の喜寿記念公演に客演し、人生初めての落語を披露した。「花束を持ってお祝いに行く(だけの)気持ちだったんですが『実は、落語やってくれまへんか』と。最初は(古典落語の)『犬の目』(をやってくれ)と言われたんですけど『犬いじめて、目ぇくり抜いて…いうのは、福祉やってきた人間からしたら抵抗あるわ』と」とのことで自身とヘレンの半生を振り返る“人情創作落語”に切り替えた。

 その際に着物を借りたのは、同じく吉本興業の金看板・桂文枝だった。「僕より(実年齢)3歳お兄さんです。年に2、3回、一緒に食事に行くんですが、ナンボこっちが払ういうてもごちそうしてくれる。僕(が払うの)は3回に1回くらい」と、いまだにレジェンド同士で仲良く親睦を深めていることを明かした。

 「小さなことからこつこつと…。自分でもエエ言葉やなあと思います」と笑わせたきよし。「元気な限りは続けさせてもらおうと思います」。報道陣に頭を下げながら「出番がありますねん」と、なんばグランド花月に向けて消えていった。

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