駿河男児ボクシングジムの大畑俊平(25)が、このほどWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者となった。3月7日にタイトルに挑戦し、王者・斎藤麗王(27、帝拳)を7回TKOで沈めた。

WBO世界11位にランキングされた新チャンピオンは「全然プラン通りじゃなかった」と苦笑いで振り返った。

 前半は距離を取って慎重に戦い、後半に打ち合うのが試合前の作戦だった。だが、最初の2ラウンドで足が止まってしまった。タイトル戦のプレッシャーもあり「スタミナが切れた。これはもう打ち合うしかないと思った」。高校6冠、プロ8戦7勝(7KO)を誇る強打の王者と、至近距離で激しく打ち合った。「右の鼓膜が破れました」

 そして7回に右ストレートがクリーンヒット。これで目を痛めた王者が背中を向け、レフェリーが試合を止めた。「3か月追い込んで、1番練習してきたパンチでした」。飛龍高3年夏の全国総体準決勝、東洋大3年時の全日本選手権決勝など、節目の試合で負けてきた男が、ついに結果を出した。「うれしかった。ベルトの重みが違いますね」と笑顔を輝かせた。

 体のダメージは大きく、現在は休養中。回復を優先させ、9月に静岡県内で初防衛戦を行う予定だ。ベルトを保持したまま「日本タイトル挑戦などのチャンスを待っていく」という。打ち合いを制した自信を、今後の戦いに生かしていく。(里見 祐司)

 ◆大畑 俊平(おおはた・しゅんぺい)2000年9月26日、駿東郡長泉町生まれ。25歳。競技は長泉北中3年から。飛龍高―東洋大。23年9月プロデビュー。8勝(5KO)1敗。身長172センチ。血液型B。

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