◆JERAセ・リーグ 中日3―9阪神(11日・バンテリンドーム)

 狭くなったバンテリンDに感謝、感謝の大勝やで! 阪神・佐藤輝明内野手(27)も恩恵を受けた。4―1の7回1死一、二塁。

仲地の直球に少し詰まったが、今季から新設の右中間ホームランウイングに到達する2号3ランとなった。9回には“ラッキーゾーン”を必要としない、バックスクリーン直撃の今季初2打席連発3号2ラン。昨季より「楽に(打席に)立てる。良かった」とニヤリだ。

 10日に公式戦のテラス席1号を放った森下は、この日も初回に左中間ウイングへ今季初3戦連発の先制6号ソロ。2回には大山も左中間ウイングに1号ソロを打った。2試合で計5発の内訳は、4発がウイング弾。中日に「ありがとう!」と言いたくなるような状況だ。また森下、佐藤、大山のクリーンアップ本塁打そろい踏みは初。4番は「そういう試合がまた出ればいい」と胸を張った。

 ぶっちぎりでペナントレースを制した昨季は、セ5球団の中で中日に12勝13敗と唯一の負け越し。バンテリンDは直近10年で51勝65敗5分けの“鬼門”だったが、左中間と右中間までの距離が6メートル縮小されたおかげで、球団最多タイの1試合4発と完全攻略した。

18年ぶりの開幕5カード連続の勝ち越しを決め、5年ぶりに両リーグ最速で10勝に到達。藤川監督は「佐藤のホームランが非常に大きかった」と評した。

 佐藤は「明日(12日)も頑張る」と、今季初の3連戦3連勝を誓った。他球団の追随を許さない圧倒的な戦力。敵は見当たらない。(中野 雄太)

 ▼…阪神が両リーグ最速で10勝到達。阪神の10勝一番乗りと、その年の最終順位は(★は両リーグ最速)

年度

1958 ★ 2位

1962   1位

1969   2位

1976   2位

2002 ★ 4位

2008   2位

2014 ★ 2位

2021 ★ 2位

2026 ★ ?

 リーグの10勝一番乗りは21年以来9度目。両リーグ最速も21年以来5度目。単独は58、02、21年に次いで4度目。

 ▼…阪神は3、4、5番のクリーンアップが本塁打のそろい踏み。阪神のクリーンアップそろい踏みは、23年5月19日広島戦の3番ノイジー、4番大山、5番佐藤輝で記録して以来。この日はバンテリンDで記録したが、この球場で阪神が3本塁打以上は、17年8月17日4本(2番北條、9番秋山、3番糸井、7番大山)、20年9月18日3本(大山2、陽川1)に次いで3度目。

4本は17年に並ぶ最多本数。バンテリンDで阪神のクリーンアップそろい踏みは初めて。

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