◆JERAセ・リーグ 巨人2―3ヤクルト(11日・東京ドーム)

 記者人生で最大の後悔がある。2月の宮崎キャンプ中だった。

坂本に今年の打撃はどう見えるか、と問われ「開幕スタメンは無理かもしれません。でも5月から打つと思います」と、7歳年上のスーパースターに失礼すぎる返答をしてしまった。自分が見た3年間でも間違いなく状態は良いように見えたが、シーズンが進むにつれ上昇カーブを描くのが背番号6。開幕してしばらくは新戦力を使うのでは…。口を滑らせてそんな“本心”を言ってしまった。次の日、謝りに行くと「お前の見立てだと5月からやもんな!」と優しく笑ってくれた。

 オープン戦打率2割9分と結果を残し、開幕スタメンを奪取。浅はかな見立てはもろくも崩れた。シーズンは試合前まで21打数1安打とHランプこそなかなかともっていなかったが、やっぱり5月から…なんて思うことは一切なかった。試合の打球は鋭く、フリー打撃はマン振りじゃなくてもサクを軽々と越えていく。2月の失言が間違っていたのは明らかだった。「5月まで話聞きに来ちゃダメやぞ!」。

本当に申し訳ございませんでした。(野手担当・内田 拓希)

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