バレーボール 大同生命SVリーグ女子 チャンピオンシップ準々決勝 第2日(11日、神奈川・東急ドレッセとどろきアリーナほか)

 2戦先勝のチャンピオンシップ(CS)が行われ、レギュラーシーズン(RS)1位のNEC川崎が、ホームで同8位の埼玉上尾を3―0(25―18、25―19、25―15)で退けた。マッチポイントから来季にイタリア1部セリエAミラノに移籍が決まっているエース・佐藤淑乃がスパイクを力強く決め、3―1で勝った10日の第1戦に続き、CS2連勝で準決勝進出を一番乗りで決めた。

 ブロック3得点を含めてチーム2位の15得点でけん引した佐藤は、試合後の会見で「2日間とも完璧な試合ではなかったけど、まずは勝ちが大事な中で、しっかり勝ち切れたことが良かったと思います」と冷静に振り返った。

 苦しみながらもエースの覚悟がにじんだ。第1セット(S)中盤に勢いよくバックアタックを突き刺した佐藤だが、セット後半にはレフトからのスパイクを埼玉上尾の2枚ブロックで2連続シャットされた。両手で顔を覆って悔しがる。徹底マークにあった2戦目のアタック決定率は36・4%に低迷。「個人としては納得がいくプレーが少なかった」と苦労がにじんだ。

 プレーヤー・オブ・ザ・マッチのヌワカロールら仲間の奮闘も感じ、佐藤はマッチポイントから和田由紀子のトスを力強く決めきった。「今日はチームとして点数を取っていた印象が強い。ブロックシャットされても、皆がフォローしてくれてラリーを取り切れたり、難しいハイセットボールを最後に得点してくれたり。全員がチームの強みのオフェンスを出すためにやっていました」と胸を張った。

 次週の準決勝では、RS4位の大阪Mと同5位の姫路の勝者と激突する。この日先勝した大阪Mは、NEC川崎にとって昨季CS決勝、昨年12月の全日本選手権と大一番で敗れた因縁の相手。

佐藤自身、昨季決勝では悔し涙も流している。「攻撃力のある選手がそろうので、自分の仕事は大事な場面、チームがしんどい場面で点数をしっかり取っていくこと。準決勝以降はそういう場面がたくさん出てくると思う。きれいに決められても、泥臭く押し込んでも一緒なので、一点に対する貪欲な気持ちを持って取り組んでいきたい」とエースの覚悟をにじませた。

 ◆チャンピオンシップ レギュラーシーズン(RS)の成績上位8チームが進み、ノックアウト方式で実施。2戦先勝で1勝1敗の場合のみ第3試合を行う。準々決勝と準決勝はRSの上位チームのホームで催し、1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位が対戦。決勝は25日~27日に横浜BUNTAIで開催し、日本一を決める。

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