◆明治安田J1百年構想リーグ西▽第10節 C大阪1―0G大阪(11日・パナソニックスタジアム吹田)

 C大阪がアウェーでのダービーで1―0とG大阪を破り、ホームでPK戦の末に敗れた開幕節(2月7日・ヤンマー)のリベンジを果たした。前半40分、主将のMF田中駿汰(28)のスルーパスに反応したFWチアゴアンドラーデ(25)が先制ゴールを奪い、決勝点に。

G大阪は、0―1で敗れたACL2準決勝のバンコク・ユナイテッド(U、タイ)第1戦(8日・パナスタ)から公式戦連敗となった。

 13分と長かった後半アディショナルタイムをしのぎ、C大阪イレブンが敵地パナスタで喜びを爆発させた。開幕節は90分0―0からPK戦4―5で敗北。この日もチームをけん引した田中駿は「PKですが(G大阪が)喜ぶ姿を(C大阪の)サポーターに見せてしまった。アウェーで逆に勝って喜ぶ姿を見せようと思っていた」と明かした。自身はG大阪U―15出身という因縁も。「この試合は特別。お互いプライドが掛かっているし、やりがいを感じる」と充実した表情だった。

 前半40分。相手の猛攻をしのいで、自陣深くから敵陣へとビルドアップ。田中駿が絶妙の縦パスを放つと、チーム事情で今季初めて1トップに入ったチアゴアンドラーデが右足でネットを揺らした。「とにかくボールに行けばいいと、何も考えずプレーした結果」と無心を強調。

田中駿も「ほぼパーフェクトなスルーパスだった」と、かみしめた。

 守備陣も光った。シュート本数では6―8と上回られたが、元日本代表GK中村航輔(31)がPKストップなどゴールを守り続けた。今季加入した守護神は「チームに貢献したかった。最終的に1―0。チームとして良かった」と安ど。アーサーパパス監督(46)も「全員で同じ絵を描いて戦えた。ガンバと(今季2戦でアディショナルタイム含め)200分戦って、得点を許していないんだ」と選手たちを誇った。

 4戦ぶりの90分勝利を挙げ、リーグ西の6位に浮上。桜の季節は終わりつつあるが、このまま中位に甘んじるつもりはない。田中駿は「この試合を次に生かしていかないと。しっかり上位を目指してやっていく」ときっぱり。

ライバル対決を制して勢いづいたC大阪が、リーグ後半に加速する。(田村 龍一)

 〇…G大阪はC大阪に敗れ、西の4位に後退した。後半26分、FWヒュメットのPKを相手GK中村航がはじき、こぼれ球をMF安部がゴールへ蹴り込んだがVARの結果、オフサイド。幻の“同点弾”となった。古巣とのダービーで奮闘したDF岸本は、下を向かず「次の試合に勝つことだけを考えたい」とバンコクUとの第2戦(15日・タイ)へと気持ちを切り替えた。ACL2を含め、4月4日から5月10日まで37日間で11試合を消化する過密日程を戦い抜く。

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