バレーボール 大同生命SVリーグ女子 チャンピオンシップ準々決勝 第2日(11日、神奈川・東急ドレッセとどろきアリーナほか)

 レギュラーシーズン(RS)8位の埼玉上尾は、敵地で同1位のNEC川崎にストレートで敗れた。チャンピオンシップ(CS)の準々決勝を2連敗で敗退が決まり、今季限りで退団するリベロの岩沢実育(みいく)は、埼玉上尾でのラストマッチを終えた。

「今日で試合が終わったとしても自分がここでやってきて良かったと思える試合にしたかった。ベンチからでも、後から入った時でも中の人たちとコミュニケーションを取って、最後は自分らしくできた」と、悔しさをかみ殺して振り返った。

 東京の名門・下北沢成徳高から18年に埼玉上尾入りし、8シーズンを過ごした。「最初はベンチに入れず、コートの外でずっと応援していた。ピンサー(リリーフサーバー)になれて、リベロとして出られるようになった。コートの中の大変さも、外の大変さも一番経験できた。まだ今の仲間と試合をしたい気持ちもあるけど、ここまで戦い抜けて良かったとも思います」。昨年のネーションズリーグで日本代表デビューした26歳は、成長に実感を込めた。

 4季前に就任した大久保茂和監督は「来る前に実育は『暴れん坊』だと聞いていた」と明かす。勝利に人一倍貪欲で、時に「感情が爆発してしまう」ことがあったという。岩沢自身も「感情の波をなくしたい」と思い、大久保監督に1対1で相談したり、取り組んできた。昨年の代表活動から帰った岩沢が感情をコントロールし、自分の成長に目を向ける姿を見た指揮官は「成長できたと思う」と目を細めた。

 退団後も新たなチームで高みを目指す。「世界に羽ばたいていってほしい」と指揮官の激励の言葉を受け、岩沢は「日本代表で試合に出て活躍することが目標。メディックスで学んだことを生かして、新しい知識も取り入れながら挑戦し続けられたらいいな」と苦楽を味わった経験を糧に、さらなる飛躍へ目を向けた。

 ◆チャンピオンシップ レギュラーシーズン(RS)の成績上位8チームが進み、ノックアウト方式で実施。2戦先勝で1勝1敗の場合のみ第3試合を行う。準々決勝と準決勝はRSの上位チームのホームで催し、1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位が対戦。決勝は25日~27日に横浜BUNTAIで開催し、日本一を決める。

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