◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)挑戦者決定戦12回戦 〇同級2位・那須川天心―同級1位・フアンフランシスコ・エストラダ●(11日、東京・両国国技館)

 WBC世界バンタム級王者への挑戦権を手にした那須川天心(27)=帝拳=が、次の“敵”に「AI」を挙げた。5か月ぶりの再起戦で元世界2階級制覇王者で同級1位のフアンフランシスコ・エストラダ(35)=メキシコ=に9回終了TKOで勝利。

試合後の会見では今後、自身の価値をさらに高め、求めていく将来像を問われ、AIへの対抗意識を語った。

 天心はSNSやラジオなどリング外でも積極的に発信している。現在の立ち位置について「僕って選手で見られている人もいるけど、1個の生物みたいに見ている人もいると思う。こいつ何なんだろうと。選手って思われないといけない」と自己分析。「試合します、応援お願いしますだけだと、その瞬間は見てもらえるかもしれないけど、歴史に残らない。だから人間らしさというか、思っていることや感情をしっかりと世の中に出していくというのは僕は大事だと思う。よくいろんなことを言われるけど、ちゃんと自分の信念を持って言う」と口にした。

 その上で「だから常に自分が考えているのは、AIにできないことを僕はやるっていう、そういう感じですね」と独特の表現でAIへの対抗意識をのぞかせた。さらに「SNSとかもうみんな飽きてると思うし。本当なのか嘘かなっていうのをしっかりと見抜けられるような人に応援してもらいたいなと思ってます。メディアもそうですね。

あぐらかいちゃったメディアもダメだと僕は思うし、選手もそうだと思うんで、しっかり言いたいことは言っていくっていうのは大事かなと思います」と持論を熱く展開した。

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