ソフトボール ニトリJDリーグ・開幕節 第2日(11日、群馬・宇津木スタジアムほか)

 5季目が開幕し、昨季東地区1位の戸田中央が同3位のホンダからリーグ最多タイ記録の7本塁打の猛攻で14―1で大勝し、白星発進を切った。21年東京五輪金メダルの左腕エース・後藤希友(みう)が今季初戦の先発マウンドを任され、6回を6奪三振、被安打6の1失点に抑えた。

「打線がすごくいい形で点数を取ってくれて、いい勝利になった。大事な一戦だったので、勝ち星が必ず私たちの方に来るにはどうしたらいいか考えながら、投げていた。いいスタートが切れました」と充実の汗をぬぐった。

 5年前の東京五輪ではレジェンド・上野由岐子(ビックカメラ高崎)からマウンドを引き継ぐ、主にリリーフで活躍。28年ロサンゼルス五輪に向けてはエースに成長を期す。西地区のトヨタから移籍初年度の昨季は13勝をマークし、東地区最多勝に輝いた。2季目は「昨季以上の結果を残すことが、私の仕事」と25歳は高い目標を掲げた。

 坂本結愛捕手と組んだ初戦は、球速90キロ台のチェンジアップを多投した新たなスタイルを見せた。日本人左腕最速116キロの直球を武器に、これまでは力で押してきたが、「三振が欲しいところ、ゲッツーが取れるケース…野手の守りやすさやチームの流れをいかに自分たちの方に持ってこられるかが大事」。緩急をつけ、打者の目線をずらすべく、直球の高さの出し入れを意識した。

 0―0の2回にはエラーも絡んで2死一、三塁のピンチを迎えたが、ホンダの9番・山根葉月中堅手を力強い直球で見逃し三振に斬った。一方、2―0の4回1死一、二塁から代打の右打者・東紗良に対しては、無理に三振を取りに行かず、引っかけさせた。

渡辺瑞貴三塁手が三塁ベースを踏んで一塁に送球し、理想的な“ゲッツー”を奪取。5回に日本代表でホンダの1番・大川茉由主将に中越えソロを浴びたが、勉強中の投球術で最少失点に抑えて勝利につなげた。

 ロス五輪まで約2年。7月には五輪予選を兼ねた27年W杯のグループステージが始まる。連覇に向けても大一番だ。9月には後藤の地元・愛知の名古屋アジア大会も控え、左腕は一層、気持ちが高まる。この日は5回に立った1打席では三振に倒れたが、投打二刀流にも挑戦中。「結果を残さないといけない」と繰り返す後藤。憧れる野球の大谷翔平投手(ドジャース)と同じ五輪の舞台で輝くために、まずは昨季果たせなかった「リーグ制覇」に挑む。

 ◆チャンピオンシップ レギュラーシーズン(RS)の成績上位8チームが進み、ノックアウト方式で実施。2戦先勝で1勝1敗の場合のみ第3試合を行う。準々決勝と準決勝はRSの上位チームのホームで催し、1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位が対戦。

決勝は25日~27日に横浜BUNTAIで開催し、日本一を決める。

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