プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが出演と製作総指揮を手掛ける単独公演「YUZURU HANYU “REALIVE” an ICE STORY project」が11日、故郷・宮城のセキスイハイムスーパーアリーナで開幕。立ち見が出るほどの超満員7000人の観客を魅了した。

公演後に、アイスストーリー第4弾の開催を発表した。以下、一問一答前編。

 ―「Echoes of Life」以来の単独公演。初日を終えて。

 「すごい疲れました(笑)。たくさん練習してきたつもりですけれども、やっぱりこうやって1人でずっと滑り続けるっていうことも、僕にとっては1シーズンぶりだったので。やっぱり緊張しましたし、あと、今回初めての試みとして、自分のソロプログラムとしてすごく密度の濃いものがけっこう立て続けに続いていたり。また、初めて後半を全て出ずっぱりでやるということもやって、いろいろ挑戦だったんですけれども。非常に、自分の新しい価値というか、そういったものが生まれてくればうれしいなって思っています」

 ―単独公演では1年以上期間を開けた中で、肉体的、精神的な変化を改めて教えてください。

 「ちょっとスケートから離れる時間もあり、離れざるを得ない期間があり。体のメンテナンス、いろいろ傷んでいる場所であったりとか、いろいろ酷使してきた場所だったりとか、そういったものをちょっとでも、いい方向に。これから先長く続けていくにあたって、いい方向に進めていきたいと思い、メンテナンスっていうことをしてきたんですけれども。

その影響で改めて、バイオメカニクス的なの、体の使い方であったりとか、運動力学的なものであったりとか、自分の体の感覚の、関節の一つ一つの感覚であったりとか。そういったものをすごく一つ一つ見つめながら、勉強しながら、ここまでやってきました。その上で、すごく、踊り方だったりとか、またジャンプの跳び方含め、本当なんか、ちょっとずつ理にかなったものができるようになってきたので。まだ、まだまだ成長段階なところですけれども、今急激に変わっているところなので、僕自身も楽しみに、これからを滑り続けたいなって思います」

 ―第1部が「REALIVE」、第2部が「PREQUEL」。それぞれのコンセプトを教えていただけますか。

 「『REALIVE』は、僕が今までアイスストーリーというものの中で滑ってきたプログラムたちを、こうやってメンテナンスして、新しくなってきた自分の体を通して皆さんにどう変わったかとか、今ここに生きていることを見せるみたいな。僕にとってはプログラムって本当に一期一会だと思っているので。もちろんジャンプの出来であったり、スピンの出来であったり、ステップの出来であったり、またお客さんの皆さんの歓声であったりとか、会場の温かさとか、その時の天候とかによっても全然雰囲気が違うので、本当になんかそこに生きているものだなって僕は思うんですよね。だから、ミュージシャンたちが『ライブ』って言うのがすごく僕は自然に感じられていて、だからそういう意味でもライブっていうふうに思いながら、この『REALIVE』というものを作りました。そして『PREQUEL』は、アイスストーリー4th(第4弾)をやるぞ、ということをまず念頭に置きながら、4thに向けての何かその期待感を持っていただけるような、ワクワクできるようなものを何かしら一つ作りたいということで、頑張って作ってきました。主人公がモノクロの世界から、徐々に徐々にその外の世界の色を知っていく。いろんな出会いや、いろんな旅路の中で、だんだんとその外の世界を知っていって、いろんな感情が芽生えてくる、みたいなストーリーにしたつもりです」

 ―4thのビジョンは、今どこまで思い描けているんですか。

 「コンセプトはもうできていて、物語も大体自分の中ではもう書ける段階にはあって。もちろん前日譚なので、それがないと書けないんですけど。だからもう、ある意味ではその前日譚を書いた、作った時に、もう4thは、ほぼ僕の中では出来上がっている状態なので。あとはみんなでいろいろ話し合いながら、次に向けてまた頑張りたいなと思います。明日もあるんですけど(笑)」

 ―第2部の「PREQUEL」、1人で20分ぐらい。長かったと思うんですけど、演劇を見ているみたいな感じがしました。

 「ありがとうございます」

 ―振り付けはどなたが。

 「MIKIKO先生と、ほぼ共作っていうような感じですね。MIKIKO先生にいろいろコンセプトを伝えながら。また、先生にもいただいた振り付けのコンセプトを聞きながら、そしてMIKIKO先生の頭の中で出来上がっている演出とともに、こういうふうにしたい、ああいうふうにしたいっていうことを振り付けを付けてもらい。じゃあここのパートはこの振り付けにしたいんだけど、スケートだったらどうしたらいいかなっていうことを、本当に一つ一つ、すごく時間をかけて、密にコミュニケーションを取って、頑張って作り上げた一つの作品っていう形です」

 ―メンテナンス期間が開けて初めての単独公演にこの宮城を選んだ理由と、実際にこの初日を終えて、今どんな感想をお持ちですか。

 「やっぱり初めてのスタートは自分の故郷でありたいみたいなところがあり。

やはり僕にとって、この宮城という場所は特別な場所で、なんて言うんですかね、やっぱり故郷ですし。そして、この単独公演というものに本当に世界中の方々が注目して集まってきて、またいろんな媒体でも注目して見に来てくださっているので。そういう意味では自分の故郷を見ていただけるっていうのはすごいうれしいなと思って。ここからスタートしたいなって思いました」

 ―実際に故郷で公演を終えて、今どんな感想をお持ちですか。

 「明日も頑張りたいです。はい(笑)」

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