◆JERAセ・リーグ 巨人―ヤクルト(12日・東京ドーム)

 巨人の井上温大投手(24)が今季2勝目をかけて先発し、3回まで1失点と上々のスタートを切った。

 まずは先頭・長岡を135キロのカットボールで空振り三振に仕留めて1アウト。

サンタナには中前打を浴びたが、続く古賀を二塁・門脇の頭脳プレーで右ゴロに仕留めて2死一塁とした。オスナには中前打を許して2死一、二塁としたが、後続の岩田を遊飛に抑えて無失点で切り抜けた。

 2回は1死から赤羽に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びてピンチを招いたが、後続の伊藤を遊ゴロ、高梨を見逃し三振に仕留めて本塁を踏ませなかった。伊藤の遊ゴロの際には折れたバットが井上に向かってくる危ない場面もあった。

 3回には長岡、サンタナに連打を献上。ここまでヤクルトの3番・古賀に今季チーム2つ目の送りバントを決められ、1死二、三塁。4番オスナの一ゴロの間に先制点を許したが、最少失点で踏ん張った。

 昨季終盤に発症した左肘痛の影響で、キャンプは故障班スタートだった左腕。徐々に状態を上げ、ファーム・リーグでは3試合に登板して2勝0敗、防御率0・53。17イニングで26三振を奪う圧巻の投球を披露していた。5日のDeNA戦(東京D)で今季1軍初先発し、7回3安打1失点、8Kで初勝利を挙げた。

 ヤクルトとの対戦は24年9月以来。

前日には「サンタナ選手とオスナ選手は本塁打があるので、その前に走者を出さないように投げていきたい」と意気込んでいた。

 杉内投手チーフコーチは「全体的に高さ、コースともにいい所には投げられているが、甘くなったところを打たれている。ストレート、変化球どちらも良い球を投げているので、先制されたけれど粘り強く投げてほしい」と試合中にコメント。奮投を期待した。

 井上は5回にも2死二、三塁から、岩田の打ち取ったゴロを自ら捕ろうとしたが、グラブで弾いてしまい痛恨の2点目を奪われた。

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